愚痴は文章にせず忘れることが一番
さて、今回のメッセージの最大の問題点。
「愚痴」で御座います。
愚痴の内容そのものはともかくとして、仕事で疲れている状態で「愚痴を聞きたい」なんて思っている方はこの世に1人もおりません。この世界には1人も「愚痴を聞きたい人」など存在しないということをどうかお忘れなきよう願います。
とは言え、私は何も「恋人に愚痴を言うな」と言いたいわけでは御座いません。
相手の嫌がることをしないために、自分のしたいことを一切しなかったら、本末転倒でしょう。
ただ、これは個人的な意見ですが、愚痴を言いたいならメッセージでするべきではない、と思います。
愚痴なんていうものは、言ったそばからお互いに忘れてしまうくらいの方が精神的に良いものでしょう。それなのに、わざわざ文字にして、ほぼ永遠に残るメッセージの記録に載せることは極めてデメリットが多いように感じます。
また、愚痴を聞く側の人間というのは基本的に「うんうん」しかいうことが出来ません。会話であれば「うんうん」でもちゃんと聞いていることが伝わりますが、メッセージで「うんうん」だとどう見ても聞いていない風になってしまいますので、こちらはちゃんと「同意する意見」を書かなくてはいけなくなる。
そういう意味でも愚痴はメッセージで送るべきではないかと思います。
空白の時間は面倒な気持ちの裏返し
ここで重要なポイントは、内容ではなく”時間”で御座います。
女性からのメッセージが23時10分でした。つまり男性はそれから1時間半経ったてから返信をしているということになります。
ここは会話の途中なのですから、相手から返信がくるのは予想できたはず。そうにも関わらず1時間半も開けた理由は、おそらく面倒だったんでしょう。
既読がどのタイミングでついたのかは分かりませんが、長々とした愚痴LINEが来たのを見て、寺田さんは何と返せばいいのかわからず「あーめんどくせえ」と感じたことでしょう。そのため放置をした。
ただ、寺田さんが寝る前によくよく確認して見ると「今週土曜日に会える?」という物凄く返信しやすい箇所を発見。とりあえず寝る前に「んー」とだけ送ったのかと思います。
次ページ:なんでたった一言を送るのがそんなに大変なの?