私がこのLINEで1番気になったのは時間です。

時間?

日曜日の夜中にLINEをするのもどうかとは思いますが、それよりも重要なのが「返信までにかかる時間」です。

小山さんは

このLINEを除けば、どのLINEも極めて早く返信しております。

一方でMIKIさんは全体的に返信が遅いのですが、特に気になるのがここ。



1時2分にLINEをしたミキさんに対して、その1分後に小山さんからの返信がありました。普通に考えて、この1分間の間にMIKIさんが眠ってしまったとも思えません。ということは、ミキさんは「LINEに気がつかずに寝た」のではなく「気がついた上で無視した」と考えるべきでしょう。


あぁ・・・わかります。

でも、これってそんなに悪いことですか?

いえ、全然悪いことではありません。

どちらかが会話を終わらせないと、永遠にLINEが終わりませんし、そもそも手紙やLINEのメリットは「時間を選ばない」ということなのです。電話だと相手の時間に合わせなくてはいけないけど、LINEなら時間を自分で選べる。それがメリットなのですから、時間を選んでいけないはずがありません。

じゃあ、何が問題なんですか?

時間に対しての温度差です。

温度差?

はい、そういう意味で気になったのはこのLINEで御座います。



このLINEで小山さんは「遅くなってごめん」と謝っているのですが、このLINEの前にMIKIさんがLINEを送ったのは月曜日のお昼の12時。



2人とも社会人なのですから、平日の12時に送られてきたLINEに対して20時に返信したって何にもおかしくはありません。

実際、MIKIさんもそう思っていると思います。本人も割と返信を急いでいないようですし、相手が遅くなったときに何か言及することもありませんから。

じゃあ、いいんじゃないですか?

いえ、この小山さんの「遅くなってごめん💦」は、この2人の関係性の危うさを如実に表しているセリフだと思います。

このセリフから分かることは小山さんは「ミキさんが返信が遅くなるのは問題ないものの、自分が遅くなった時にはそれは悪いことをしている」という感覚で物事を考えているんです。

なるほど。

・・・でもそれってまずいんですか?

もし小山さんがミキさんの行動を縛っているのでしたら、束縛系の男ですが、小山さんは自分で自分のことを縛っているだけ。小山さんは別段何もミキさんに強いているわけでは御座いません。

しかし、この小山さんの考えは極めて高い確率で関係を破綻させます。小山さんが自分の勝手で自分を縛っているのは間違いないのですが、この態度をミキさんの立場から見ると、どうなるでしょうか?

・・・便利?

はい。その通りです。

他にも便利、都合がいい、楽、卑屈、ご機嫌伺い。とも言えるでしょう。

それの何が悪いんですか?

尊敬出来ないんです。

 

 

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