田嶋さんが「代替案」を出さなかった時点で、この誘いはほぼほぼ失敗しているので、ここで誘うことをやめた判断は正しかったでしょう。


ですが、この「また誘って良い?」は良くないですね



??なんでですか?

この質問に対して「いや、ダメだよ」って言える人がいると思いますか

まぁ……そうそういないですね……

そう、この質問には「返事の選択肢」が事実上存在しません

返事の選択肢

田嶋さんが「もう誘ってくるなよ……」と思っていたとしても、こう聞かれてしまったら「OK」としか言えない、と言うことですね。 

それってマズイことなんですか

アイドルに対して「彼氏いるんですか?」って聞くようなものですよ。いるにしてもいないにしても「いない」としか回答が出来ません

まあそうですよね・・・。要するに何がダメなんですか?

要するに遠藤さんは「さすがにこの状況なら「OK」と言って貰える」と思いながらこの質問をしているんです。和樹さんだって大人ですからね、この状況でNOとは言いませんよ。

ただ客観的に見て、和樹さんはどう考えても「誘われたくない」と思っている。何のしがらみもなければ「もうやめて」と言いたいところでしょう。

確かに…… 。

つまり、遠藤さんは「好感度」を犠牲にして「もう一度誘う権利」と「嫌われていない、と思い込む権利」を手に入れているという状況です。本末転倒もいいところでしょう?

女性が「私のこと好き?」と聞くのと同じような状況ですね。


「嫌われてでも、好きって言ってもらいたい」って映画のタイトルみたいでかっこいいですね 。



有難うございます。

 

NOとは言えないことは分かってる、でも安心を手に入れたい! その気持ちにストップをかけるべし。

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TEXT/上野
都内のラブホテルに勤務するかたわら、Twitterでの厳しくも紳士的なアドバイスが話題に。著書『ラブホの上野さんの恋愛相談2』も好評発売中。
@meguro_staff