おタク男子が世のおフェロ女子に物申す!
読者の乙女なお悩みに、バンドマンでおタク男子の彼が思いもよらない変化球で答えます。
恋も仕事もおしゃれも夢も。人生に迷ったらあの人に相談してみよう!
答えてくれるのは、ロックバンド・オワリカラのタカハシヒョウリさん。
↑音楽家時のタカハシさん (c)勝永裕介
↑特撮おタク時のタカハシさん
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今回は、気になる男ウケにまつわる問題。
モテたい気持ち、バレバレ?
すごく男ウケを意識したファッションやメイクをしている女子を見たら、男性は、「あ、この子、男ウケ意識してるな」と気づくものですか?(瑠璃さん・26歳)
「それは気づくもんだと思いますよ」
ーぎょ〜。気づいてどう思いますか?
「別に、全然、OK!」
ーえ〜! じゃあ女性誌とかを読んで、そのマニュアル通りのモテテクみたいなものを、そのまんま実践してる女の子がいたら…
「いいじゃないですか。どんどんやったほうがいいよ。そりゃもう、人生一度きりだから。忍たま乱太郎でも言ってたでしょ。やりたいことやったもんが勝ち。」
ーわお。意外です。
「いつの世も、ぶりっ子とかって女性同士だと嫌われますけど、男はそういうとこ、普通にバカなんですよ。時に、地雷原にだって飛び込んでいく。女の子がモテるためにマニュアル通りに振る舞ってるって”分かっててすら、イイ!”っていうとこも絶対あるし」
ーじゃあたとえば3人の女の子からめっちゃ同じテンプレ通りのラインがきたらどうですか? 「うわ、本当に同じラインきたよ!」とかって思いません?
「(笑)。いや、思うよ! 思うけども、でもいいじゃないですか。だって勉強してるわけで。もちろん自然体で素敵な人もいるから、全員そうしろって言ってるわけじゃないけど、でもその努力はすごいじゃないですか。その一度の人生を楽しもうという野心、イイと思うんですけどね」
ー優しいんですね…。
「優しいっていうか、そうやってマニュアル通りやったらバレそうっていう謎の気遣いで何もアクション起こさないよりは、多少バカげててもやりきっちゃった人のほうが結局強いんですよ。男もそうです。で、僕らみたいなサブカル系はそれができない人種ですけど、それをやってる人を咎めることなんてできない」
ーサブカル系の人たちはマニュアル通りは苦手なんですか?
「斜に構えてる人たちは、なかなかそういうことはできないんじゃないですか。”こんなベタなこと、やったら恥ずかしい”っていう謎の天の目線があるでしょ。でも自分たちができないからって、それを実践できてる人たちの足をひっぱる必要はないじゃない!」
ーたしかに。自分がやらないからってやってる人をとやかく言う理由にはならないですね。
「そう。逆に自分がやるからといってやらない人をバカにする権利もないと思うからね。俺がそれをやってないからって、やってる人から”お前はやらないからモテないんだよ!”とか言われたとしても、俺にしてみたらそんなこと言われても…って感じだからそれは知らんけど」
ー(笑)。
「それは求めてるものが違うってことでイイと思うし。逆に、やって本当にいいノウハウが見つかったなら幅広くシェアしてもらいたいと思いますね。持ちつ持たれつって感じで。モテ系もサブカル系も知識を共有して生きていけたらって思います」
ーそうですか〜。そう聞くと、モテに一歩踏み出せない女子には心強いです!
「だってそのLINE術で実際やりとりがスムーズにいくならいいことだからね。でもちょっと心配なのは、そういうメディアに載ってるテクとかって、めちゃくちゃ適当につくってるでしょ。そんなわけねぇだろ!って思うやつ絶対混じってるもんね」
ーいやいや、arは真剣につくってますよ!!
「arは大丈夫だと思うけど、やっぱそこは真剣につくってほしいよね。本当にそれを信じて実践しちゃう人がいると思うからさ。作る側もちゃんと作んないと、わけのわかんない行動をする人が一気に増える危険性があるとは思いますね」
ー(笑)。
・男ウケ意識がバレても、男性からしたら全然OK!
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タカハシヒョウリ
(c)勝永裕介
【ミュージシャン】
ロックバンド”オワリカラ”と特撮バンド”科楽特奏隊”のギター/ヴォーカル、ソロの音楽活動など。
【イラストレーター】
グロカワキャラ”小腸はみ出し夫”の生みの親など。
【執筆家】
いくつかのWEBサイトで連載など。
【ハイブリッドおタク】
バンドのフロントマンの固定概念を覆すガッチガチな情報量と批評眼/語り口、そしてポンコツさ。
愛するのははゴジラ/ウルトラマンを始めとする<特撮>全般、映画、アニメ、マンガ、お笑い、ゲーム、蕎麦など。
特技は<才能の無駄遣い>
座右の銘は<世界の創作物に愛を>