おタク男子が世のおフェロ女子に物申す!
読者の乙女なお悩みに、バンドマンおタク男子の彼が思いもよらない変化球で答えます。

恋も仕事もおしゃれも夢も。人生に迷ったらあの人に相談してみよう!


答えてくれるのは、ロックバンド・オワリカラのタカハシヒョウリさん。


↑ミュージシャン時のタカハシさん

特撮おタク時のタカハシさん


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今週は、結婚のタイミングについての質問。

このたび私は婚約をしたのですが、同じタイミングで2歳上の姉が長く付き合った恋人と別れたばかりで、目に見えて落ち込んでいます。私のほうが妹だし、姉に気の毒だなとも思うのですが、私の結婚を先延ばしにしたほうがいいと思いますか?(くまさん・27歳)

「婚約おめでとうございます! ふむふむ…え!? えぇぇぇぇぇぇぇ!? なんで? なんでそんなこと考えるの?」

―うーん、姉妹で妹がお姉ちゃんを追い越して先に結婚したっていうパターンって、たしかにあまり周りで聞いたことないかもしれないです。やっぱり少し気にするのかなと…。

「全然、くまさんは遠慮せずに結婚したほうがいいですよ。それが常識なら、世の中がおかしいよ

―えぇ!? ちょっと気が引けませんか? 外野から見ても、お姉さんが気の毒というか…。

気の毒じゃないよ、全然。だってもし自分に弟がいたとして、自分が失恋した直後に弟が結婚したとしても、おめでとうとしか思わないよ。そこ、関係ないもん。弟が結婚するからフラれたわけじゃないし。いや、弟の結婚相手がその元彼女だったなら、落ち込むと思うけどさ(笑)。関係ないじゃん! 家族とは言っても基本は、他人だと思うよ、僕は」

―そうでしたね。

「でもよく考えると、そういう時のためにブーケトスがあるのかな? まだ結婚していない人に対してエクスキューズというか、すいませんね~!って気持ちが込められたのがブーケトスでしょ」

―あ~、たしかに…。

「”私に続いて幸せになってね!”っていう催しですよね。結婚式では、思いっきりストレートでお姉ちゃんにブーケぶつけよう!

―それもそうなんですけど…。でもあれ、ブーケトスに呼ばれる女性陣って、けっこう複雑な気分ですよ。

「あ、やっぱそうなのね」

―正直、行きたくないです(笑)。

「謎の催しではあるよね。幸せのおすそわけみたいな。でも、たとえば見てる男の人に”へ~あの人独身なんだ、口説こう!”って思われるチャンスでもあって、そういうとこは合理的なのかも…。そして、そこでお前らも出会えよ~頑張れよ~的な、上から目線な感じ(笑)」

―それがイヤなんです! 余計なお世話ってやつですよ(笑)。