あの痛みに耐えられない…
女子が毎月経験する月経時の痛みやだるさ、重さは人それぞれ。ひどいと数日寝込むなんていう人も…。そんなツラ〜い生理痛について専門家の先生にお話を聞いてみた!
Q. なんで生理痛が起こるの?
A. 骨盤の開け閉めができないから!
月経周期に合わせて骨盤のサイズは変わります。月経中は開き、月経後に閉じはじめ、排卵前に一度ぎゅっと閉じ、再び開いて月経を迎えるという繰り返しです。しかしストレスなどの影響でホルモンバランスと自律神経が乱れると、うまく開かなくなります。同様に頭蓋骨も開閉しますが、PCなどで目を酷使する現代人は頭蓋骨が常に閉まりがち。このように骨盤や頭蓋骨がゆるむべき時にゆるまないことが、痛みの原因なのです。教えてくれたのは → 鍼灸師・植物療法研究家/宮川明子さん
改善するにはズバリ、自律神経を整えることが重要!
自律神経は、不規則な生活や過度の疲労、冷えやイライラなどで大きく乱れがち。 日々、無意識のうちに蓄積してしまう生理痛の原因に気づかず、『また今月もツライ…』という負のサイクルから抜け出すために、毎日の習慣からできることをご紹介しちゃいます♡
「怒り」が痛みのもとに…
いつもイライラしている人は、痛みを溜め込みがちッ!? 嫉妬も含め、怒りをコントロールするのが苦手な人は、どんな薬を飲んでも痛みがとれない場合も…。
実は、怒りを抱えている人は 決まって身体が冷えているのだとか。お風呂に入って身体を温め、骨盤や関節をゆるめることも有効。また、怒りを和らげるのにはオキシトシンという愛情ホルモンがカギとなる。ペットを飼ったり好きな芸能人を応援したり、楽しいと思えることを見つけてほっと一息つくのも手。
− イライラしがちな人への処方箋 −
冷えこそ生理痛の大敵!
冷えは、骨盤や頭蓋骨をキュッと閉めてしまう原因! 言い換えれば、身体を温めると自然に骨盤がゆるみ出すということ。
残暑に負けて冷たい飲み物をたくさんとったり、クーラーがガンガンに効いた部屋で過ごすのはNG。特に手首、足首、首などの関節は冷えやすいパーツなので、冬はもちろん夏でも家にいる時はレッグウォーマーやマフラー、羽織りもの、手袋を身につけて、冷えを断ち切るように意識することが大事。
− 冷えがちな人への処方箋 −
夜は暗くして!
人間は日中は明るいところで、夜は暗いところで過ごすように本能に刷り込まれているんです! このリズムが崩れると、生理痛に直結(涙)
本来は夜暗くなると、日中活発な覚醒ホルモンのセロトニンが、睡眠ホルモンのメラトニンに代わる。ところがずっと光を浴びているとその習慣が狂い、ホルモンバランスも乱れて卵巣が休まらない。夕刻以降はなるべく間接照明だけで過ごし、就寝に向けて脳を切り替えていくことが重要。そして寝る時は部屋を真っ暗な状態に。
− 不規則な人への処方箋 −
漢方も超優秀なんです♡
痛み止めに頼るのもアリだけど、体に優しい漢方の力を借りてみるのもオススメ。 自然由来の力で緩やかに症状を和らげます♡
A. 生理前と生理中の悩みに。 生理中などに起こりがちな、のぼせ、手足の冷え、肩こり等の緩和に。もちろん生理の痛みや生理不順にも。携帯に便利な顆粒タイプ。漢方セラピー「クラシエ」漢方桂枝茯苓丸料エキス顆粒(第2類医薬品)24包 ¥1,790/クラシエ薬品 B. のぼせや手足の冷えにも! 生理痛や頭痛、PMSによるイライラや憂うつ感、生理不順、冷えなど慢性的な症状に。婦人科系の病気に使われる様々な生薬が11種類も配合されている人気商品。小林製薬 命の母ホワイト(第2類医薬品)180錠 ¥2,400
毎月くるものだから、まずは痛くなりにくい習慣作りから! 生理の時だって 明るく元気な女を目指そ♡
Illustration:Saito Yoshiko
Text:Uchida Fumi/ar