いて座(11/23〜12/23)

過去や前例にとらわれない。私の物差しは、可能だって言っている

等身大の自分を超えるようなテーマを自らに強い、常に果てのない夢を追いかける。一人の翼でどこまで羽ばたけるか、そんな勇気や気高さは、いつのまにか限界の枠を拡大していく。自分よりも力のある秩序や集団に属し、自分の足で歩くことを忘れてしまった人には理解できないと思うけれど。

ヒッチハイクで世界中を回るバックパッカーも、高尚な研究にエネルギーを注ぐ学者も、「辿り着く先を探す旅」は、何かしらの思想や哲学を生むはず。探求する先は自分次第。誰かの指図では踊らない。回り道であろうとかまわない。人生は限りあるからこそ限りなく。

未来へつながるかもしれないきっかけを気分で逃さないように

何かと制限のかかった最近の状況の中でも、腐らず能動的に今やれることを探す。下半期は、そんな君の積極性にピッタリなものが色々と見つかりそうだし、前にも後ろにも進まない今の世相をよそに、君だけは終始楽しい気持ちをキープしたまま乗り切れるかもしれない。

ただ、前向きさをなくさないために常にモチベーションが上がるネタを探すのはいいけれど、それも安易すぎれば、単に自分を満たすだけのものとして終わってしまうような気がする。君の根気が損なわれているのか、それとも君自身が自分の作る未来にそこまで期待しなくなったのか、気を抜くとすぐにテンションが途切れてしまいがち。もう満たされたからとか、もう飽きたからとか、自分の気分だけで始めて、自分の気分だけで終わらせていたら、せっかくのチャンスもその場限りのものになってしまいそうだし、それを許してくれないような場面や出来事もたぶん出てくると思う。

確かに10月辺りから順次、惑星が動くと共に時代も再び動き出していくだろう。君の誕生日付近である12月には完全に世界が切り替わり、今と全然違う価値観で生きているかもしれない。しかし、時代が変わったところで、負った責任がチャラになる訳じゃないし、過去の印象の良し悪しが少なからず今後に影響を及ぼすのも確かだ。

それなりに、きっかけに恵まれそうな下半期だけれど、それをよきものにするためには責任感や慎重さが必要だし、またそれを未来につなげていきたいと思うなら、ある程度の具体性や実現性も必要な気がする。2021年は、経験によって培った君の知恵や哲学が必要とされ、活躍の場もきっと増えるはず。ただ、その恩恵を受ける器がどれだけしっかりしたものかどうかで活躍のレベルも変わってくる。つまり、来年までの数か月の間に確かなものを残せたかどうかで未来も変わるってワケ。

一つのことを続けたり、特定の人と居続けることで生まれる気持ちがある

精神的に自立し未来に対して常に挑戦的なのは、本当に素敵なことだと思う。ただ、それも「まだ見ぬ世界に心躍らせる」みたいな方へ傾きすぎると、後に残るものが思い出ばかりになってしまう。せっかく培われた知恵や哲学も奥行き的な意味では、若干足りないものになりそうな気がする。一つのことを地道に続けることで上達し見えてくる世界とか、誰かとずっと居続けることで生まれる気持ちとか。君もみんなと同じようなことを経験できれば、知恵や哲学にも重みや深みが増すと思うし、何よりもその思想や哲学をみんなのために役立てるものとして使えるようになるはずだ。

もしもみんなのために自分の経験を貢献する形にしたいと思っているなら、ぜひ下半期に、一つのことを続けたり、特定の人と居続けたり、を体験してみて。知らないことを知るという意味では、なかなか興味深い体験になると思うから。

教えてくれたのは ジョニー楓先生
詩的で心に直接問いかけるような語りが心地よい人気星占い師。対面鑑定はコスメキッチンにて開催予定。詳しくはブログ「JOHNNY’S FORTUNE(ameblo.jp/ck-johnny)」で。