かに座(6/22〜7/22)

私の意思よりも、愛を注いだ家族や仲間や恋人の気持ちの方が最優先

他人と多く関わるよりも、心が通い合った人と一緒にいたい。時が移り変わっても、慣れ親しんだ場所がやっぱり落ち着く。自分の考えよりも、共感や共鳴によって動かされることの方が、行動の動機になることが多いかも。家族とか、仲間とか、共通性や同質性を通してつくられていくものが心の軸のようなものになり、また自分もそこへ惜しみなく愛情を注ぐ。

同調を求めすぎる一面もあるけれど、全ては心を一つにしたいため。人見知りだったり、排他的だったりするのは、大切な身内以外に積極的になる理由がわからないからだ。

失いたくないものを掴み、なじみないことにも慣れて

失いたくないものが確かになったり、育み直すポイントがわかったり。それは、これまで経験したことがないマイナスが生んだプラスとも言えよう。少し前まで気乗りしなかったことや、ムカついていたことも、今ならありがたいと思うし、愛おしくすら感じているかもしれない。

ただ、改めてやらなきゃいけないことがはっきりしたのはいいが、具体的に失ったマイナスを取り戻すのはやっぱり大変だし、何よりも元の姿を取り戻すだけじゃなく、未来に対して君も少なからず変わっていかないといけないような気がする。10月から時代は順次未来へ動き出し、12月にはもう過去へは戻らないことをみんなが実感するはず。時の流れが足踏みしている間に、伝えきれなかったことを伝えたり、応えきれなかったことに今度こそ応えたり、かなり慌ただしくなりそうだけれど、取り戻せることはこの時期に全部取り戻して。再び時の流れが速さを増したら、次は取り戻せるかわからないから。伝統や習慣が壊れていく様子に、目を背けたくもなるし、抱いていた夢も夢のままで終わってしまうような気持ちになるかもしれない。思い入れがあっただけに立ち直るのに時間がかかりそうだし、過去を模範として続けていることがあるとしたら、模範がなくなったところから始めるしかないからマジで大変だと思う。

しかし、これを機にもう少しオープンに垣根を取り払ってみたらどうだろう? 思い込んでいるだけで、案外、他の世界を知るのも面白いかもしれないし、実はそっちの方がよかったりすることもあるかも。それに形や形態が変わるだけで、人と育み合うことや、愛し合うことは時代が変わっても永遠に変わらないから。下半期は失いたくないものをカッチリと掴むと同時に、なじみのない世の中になんとか慣れる練習をして。未来に心を開き、徐々に変わる自分に君自身が期待してあげて。

習慣を少し変えることで、愛せるものが増えるかも

慣れた習慣が身体の一部だから、恒例的な行事は自分の意識を切り替えるのに必要不可欠。ただ、その根拠は?と聞かれると、ただ昔からやっているからとか、具体的な理由がある訳でもない。続けることが悪い訳じゃないし、むしろ素敵なことだ。

しかし今は、靴のまま生活していた国が靴を脱いで今後生活するような、何十年、何百年続いた伝統を変えざるを得ない世の中の転換期。少なからず君も何かしら意識を変えていかないと乗り遅れてしまうことも出てくるはず。だからこの機会は、続けられなくなった習慣だけでなく、新たに世界を広げるよいきっかけだと思って。

伝統や習慣は大切だけれど、そこに寄りかかりすぎてそれ以外を受けつけないところが少なからずあると思うから。立身出世、良妻賢母以外にも素敵な生き方は多々ある。行きつけの店を変えたり、生活に新たな習慣を取り入れたり、無理のないところから始めてみて。きっと愛せるものがもっと増えるはず。

教えてくれたのは ジョニー楓先生
詩的で心に直接問いかけるような語りが心地よい人気星占い師。対面鑑定はコスメキッチンにて開催予定。詳しくはブログ「JOHNNY’S FORTUNE(ameblo.jp/ck-johnny)」で。