外出自粛を強いられている今、お家で料理を楽しむ方が増えています。せっかく時間をかけて作った料理は、美味しく見える写真で残したいですよね。

今回は、モデルエディターの矢野詩織が今までに撮影した料理写真やiPhoneを使い、料理が3倍美味しく見える 「#しおフォト テクニック」をご紹介します。

写真の知識がゼロでも、ちょっとのコツで、料理がぐんと美味しそうに撮れるので覚えてみてくださいね。

 

窓際の自然光を探して撮影してみよう

料理写真は、自然光で撮影するのがベスト。窓際などの光が差し込む場所を探してみてください。

自然光で撮影すると光が混ざらず、料理の色味が綺麗に写せます。光が強いと感じたら、カーテンを使い、光を調節してみるとより効果的です。

また、逆光を利用すると食べ物に立体感が出て、プロっぽい写真になります。

 

明るさをコントロールしてみよう

窓が少なく光が入りにくい部屋やお店では、明るさコントロールして撮影をしてみてください。

iPhoneのカメラモードでは、太陽マークを上下にスライドさせて明るさのコントロールができます。

明るいと爽やか、暗めはしっとりした印象になります。自分好みを探って、明るさの感覚を覚えていきましょう。

 

食べ物を観察!撮る角度で印象も変わる

食べ物は、撮る角度で印象が変わります。真俯瞰で全体を写せば、料理の内容はもちろん、周りの雰囲気まで伝わりますよね。

斜めから撮影すると、料理のディテールが伝わりやすいです。

真横から写すと器の高さやボリューム感が伝わります。まずは、全体を観察して、様々な角度から撮影をしてみてください。

 

主役の配置は基本の2パターンを覚える

主役の配置は、基本の「真ん中」の構図、余白を作る「端寄せ」の2パターンを覚えてみてください。感覚を掴んできたら、料理に合わせて構図を考えてみましょう。

また、構図の感覚をつかむまでは、iPhoneのグリット機能を設定すると便利です。画面に線がでるので、水平垂直がわかりやすく、主役の位置が決めやすいです。

 

テーブルのスタイリングでよりお洒落な写真を目指そう

テーブルフォトはスタイリングが重要。料理に合わせて、シンプルやナチュラルといったテーマを決めると背景のテーブルクロスや小物を選びやすいです。まず、スタイリングを始めるなら、食べ物と相性の良い植物を用意するのがおすすめ。

ドライフラワーを使い、私が撮影した4パターンのテーブルフォトをご紹介します。同じ背景で同じものを撮っても、イメージが変わりますよね。

 

洋服のコーディネートと同じで、スタイリングのパターンも様々です。正解は一つではないので、撮影のコツを応用しながら、自分の好みにアレンジしてみてください。

 

最後は色補正で仕上げる

料理写真の仕上げとして重要なのが「色補正」。彩度をあげると、食材の色味が増して美味しそうな印象になります。加工のやりすぎは、不自然なので、
ちょうどいい色味を覚えていきましょう。


 

フィルター加工で写真に統一感をもたせる

インスタグラムに写真をアップする際に世界観を統一したいと思っている人も多いと思います。

私が加工に使用しているオススメのアプリは、フィルター機能が豊富な「VSCO(ヴィスコ)」。フィルムカメラ風の色味をだすことができるので、気にいっています。ぜひ、試してみてください。

ご紹介したフォトテクニックは、スマホでもデジカメでも応用ができます。写真は、撮れば撮るほど上手くなってセンスもアップいきます!楽しんで「映える一枚」を撮ってみてくださいね。

 

 

矢野詩織

Instagram:https://www.instagram.com/shiori_styling/