合コン、それは多種多様な男たちと出会う場であり、また見知らぬ男女が一つの場所に集い親交を深める特殊な場でもあります。

一夜という短い時間に全力で自分をアピールする男、一歩引いて余裕をみせる男、中には私達の常識を遥かに超える珍行動をする男たちも。

 

ツッコみたいけど、本人にはツッコめない…そんなもどかしい気持ちをこの「合コン珍男子図鑑」に詰め込んで。ライターMが実際に遭遇したちょっと奇妙で愛おしい男たちを紹介します。

 

自称芸人

今回紹介するのは、まるで自分がお笑い芸人であるかのように振る舞う自称芸人です。

現在25歳の彼とは、5:5という少し人数の多い飲み会で知り合ったのですが、自己紹介が終わるころにはもう全員打ち解けているという天性のネアカさんで、仕事も飲料メーカーの営業担当という納得の回答です。そのフレンドリーさ、羨ましい・・・

お笑いが大好きらしく、会話の節々にネタっぽいことを挟んできて面白いのですが、途中から彼の話し方に慣れてきてスルーしていると、「俺、今ボケたんだけど?」と半ギレされました。なんで?こちとらツッコミ芸人じゃあるまいし、貴方のボケ、全部拾えんわ!

前回紹介した自己中男(自己中男の記事はこちら)は、見た目が芸人さんに似ている、と紹介しましたが、今回の彼は、芸人さんに憧れるが故に、芸人魂に影響されすぎて珍言動を連発しておりました。気になる自称芸人の行動を観察していきます!

 

ep1. 突然のグルメ大喜利

彼は飲み会中、ずっと勝手に喋っているので、酸欠で倒れないか心配でしたが、おかげで合コンはシラケることなく進んでいました。

各々が食べつつ飲みつつ楽しく会話しており、私も彼とは別の男性と盛り上がっていたのですが、いきなり「それでは、お味の感想をどうぞ!」と、私に食レポを強要してきたのです!

え、周り見てた?今私、別の人と話していたんですけど…ホリケンもびっくりの強靭メンタルだよ!

戸惑う私を気にせず、その後も「そのビール飲んで一言貰っていいすか?」などと、ガンガンお題を出してくる彼。そして背後には“普通の回答はするなよ”という謎の圧を感じ、もうこれは完全に大喜利ハラスメントなのです。

ただ楽しく飲みたいだけなのに、私達女性陣の目はだんだん死んだ魚のように…グルメ大喜利がしたいなら、よそでやってくれ!もうとりあえず一回ハライチの岩井さんにぶった切られて欲しいし、彼が冷ましたこの飲み会、忘れねぇからな!

 

ep2. フリじゃないってば!

彼の大喜利ハラスメントに耐えつつ、飲み会は解散を迎えたのですが、その日の私の占い結果が最下位だったのか、彼と私は帰りの電車が同じ路線だったのです。

しかし!最下位にはラッキーポイントがあるもの、幸いにも電車は反対方面で、彼とは改札でバイバイすることになりました。

帰ろうとすると、「同じ路線だし、家まで送るよ!」と、まさかの提案が。

とんでもないありがた迷惑なため、大丈夫ですよ〜とやんわり断ったところ、「いいよ〜遠慮しなくて〜送るよ〜」と全然引き下がらないのです。そして何故か余裕シャクシャクの表情、そう、彼は私の断りをフリと勘違いし、嫌よ嫌よも好きのうち的な誤解をしていたのです!

いや、フリじゃないから!遠慮してしっかり断らなかったのがダメだったのか、その後もダチョウ倶楽部のネタばりに繰り返される事態に。このままだと、終電間際の新宿駅によく居る揉めてるカップルのようになってしまうので、最終的には「一人で帰りたいんです…」と、逃げるように電車に乗りました。

 

お笑いノリで日々を過ごしたい!彼の相方になれる!という方がいらっしゃいましたら、自称芸人、おすすめです。

 

 

Text:mana(@ma7tune)

Illustration:@naotte_