女子が毎月経験する月経時の痛みやだるさ、重さは人それぞれ。
ひどいと数日寝込むなんていう人も。本人にしかわからない生理痛の辛さを
軽減するためのセルフコントロール法やヒントをご紹介します♥
不安を解消! 生理のQ&A
Q.ホルモンバランスのせいか感情の起伏があります。常に平常心でいたいのですがどうすればいいですか?
A.ムーディは女性の特権と思って楽しみましょう。涙もろくなったり落ち込むのは、ホルモン変動によって女性全員に起こるもの。浮き沈みを楽しんでみて。
Q.PMSってよく聞くけど、何のことかいまいちよく知りません。生理痛とはまた別のものなんですか?
A.月経前に心身に起こる不快症状のこと。イライラ、むくみなどが代表的なPMSは生理前に起こる不快現象で、生理時に起きる生理痛とは別物です。
Q.ここ何年も生理不順が続いています。どうすればいいですか?このまま放っておいて大丈夫なのか心配です。
A.3か月以上ない場合は婦人科を受診して無理なダイエットなどによるホルモンの乱れや、不規則な生活が一因かも。朝と夜のON/OFFをしっかりと。
Q.毎月の生理が憂うつで、なくなればいいのに…とすら思ってしまいます。生理がないと、女性の身体はどうなりますか?
A.まず生理がないと妊娠ができません。またエストロゲンが出なくなるので、老けやすく男性的になります。
苦しい理由…骨盤の開け閉めができないから!
「赤ちゃんを産むために用意した血液のベッドが、妊娠せず不要になったから排出される」こと!
Step1
脳の視床下部が、卵胞刺激ホルモン(FSH)を分泌するよう指令を出す
Step2
黄体化ホルモンの働きで排卵が起きると、卵胞が黄体に変化する
Step3
受精卵が着床せず妊娠が成立しないと、女性ホルモンの分泌が急激に減る。
すると子宮内膜がはがれ落ち、血液とともに排出される。この現象が月経。
生理痛を和らげるためにできること夜は暗くして!
人間は日中は明るいところで、夜は暗いところで過ごすように本能に刷り込まれている。このリズムが崩れると、生理痛に直結。本来は夜暗くなると、日中活発な覚醒ホルモンのセロトニンが、睡眠ホルモンのメラトニンに代わる。ところがずっと光を浴びているとその習慣が狂い、ホルモンバランスも乱れて卵巣が休まらない。夕刻以降はなるべく間接照明だけで過ごし、就寝に向けて脳を切り替えていくことが重要。そして寝る時は部屋を真っ暗な状態に。
1.夕方以降、スマホを極力見ない
20時以降はスマホもPCも見ないのが理想的。難しければ、せめて寝る時の充電は別の部屋で行なって。
2.豆電球まで消して真っ暗で就寝
寝る時は真っ暗にすることがポイント。寝室の豆電球や廊下の電気など、できれば明かりは全て消そう。
3.朝日を浴びてON/OFFをはっきりと
朝一番に明るい日光を浴びると午前中の脳のスイッチが入るので、休日でもこの習慣は身につけたい。
身体を冷やさない!
冷えは、骨盤や頭蓋骨をキュッと閉めてしまう原因。言い換えれば、身体を温めると自然に骨盤がゆるみ出すということ。残暑に負けて冷たい飲み物をたくさんとったり、クーラーがガンガンに効いた部屋で過ごすのはNG。特に手首、足首、首などの関節は冷えやすいパーツなので、冬はもちろん夏でも家にいる時はレッグウォーマーやマフラー、羽織りもの、手袋を身につけて、冷えを断ち切るように意識することが大事。冷えこそ生理痛の大敵!と肝に銘じて。
1."首"とつく部分を温める
首や手首、足首など首のつくパーツが冷えていると骨盤の動きが鈍くなる。意識的に温めておきたい。
2.飲み物も温かいものを
汗ばむ日などはついつい冷たいドリンクを飲みたくなるけど、あったかドリンクをチョイスすべし。
3.残暑の季節こそ注意
気温に変動がある今の時期は、夏の隠れ冷えが身体に溜まったままの状態。体調を崩さないよう注意。
「怒り」が痛みのもと
いつもイライラしている人は、痛みを溜め込みがち。嫉妬も含め、怒りをコントロールするのが苦手な人は、どんな薬を飲んでも痛みがとれない場合も。そして怒りを抱えている人は、決まって身体が冷えているのだとか。お風呂に入って身体を温め、骨盤や関節をゆるめることも有効。また、怒りを和らげるのにはオキシトシンという愛情ホルモンがカギとなる。ペットを飼ったり好きな芸能人を応援したり、楽しいと思えることを見つけてほっと一息つくのも手。
1.オキシトシンを分泌させる!
怒り対策には愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンがテキメン。安心して笑顔になれる瞬間を持って。
2.湯船に浸かって全身をゆるめる
身体が冷えていると頭も骨盤もカチカチ状態。シャワーだけでなく湯船で全身をゆるめて、リラックス。
3.自分を認めてあげる
嫉妬も根深い怒りの一種。いつも人と比べてばかりでは辛いはず。時には自分に甘くてもいいのかも。
日々、無意識のうちに蓄積してしまう生理痛の原因。気づかないまま、また今月もツライ…
という負のサイクルから抜け出すために、ちょっとした心がけをしましょう!