自分を”マイナス”と思わずに、”ゼロ”と考えることがスタート
自分を好きになるためには、自分の良いところを誇ることではなく、自分の至らないところを許してあげることなのですが、
コンプレックスに囚われると、自分が0点以下のマイナス点な人間に思えるわけで、そこまで落ちてしまうと精神的にも鬱屈として、気力も削がれて無気力無感動の生ける屍になってしまうんですよ。
まずはそのマイナスという深淵から抜け出すことが『自分の至らないところを許してあげる』という手段になるわけです。
そこがゴールではなく、まずは”ゼロ”というスタートラインに立ちましょうということですね。
マイナスの世界の住人は人を道連れにする
マイナスに落ちてしまうと自分が嫌いになるじゃないですか。
たとえコンプレックスがあっても、嫌いな自分のために頑張ろうという気にはなれない。
どうせ自分なんか努力しても無駄、いつものように途中で投げ出して挫折するのが関の山、だったら最初から努力なんて放棄して、違う誰かの悪口でも吹聴して、みんなマイナスの世界に引きずり込んでやろう、と思ってしまうじゃないですか。
マイナス世界の住人になってしまうと、そうやって自分自身に見切りをつけて、違う誰かを道連れにすることしかできなくなってしまうんですよね
自分を許せないことが自分嫌いを加速させる
そのマイナス世界から抜け出せないのは、自分自身を許せないから。
本当の自分はこんなんじゃない、今ここにいるのは自分ではない別のなにか。
鏡に映る自分も自分とは認めないし、男にフラれる自分も自分とは認めないし、友人から軽んじられる自分も自分とは認めない。
そうやって現実の自分を拒絶しているから自分嫌いが加速して、マイナスの深層世界の住人になってしまわけで、そこから抜け出すためにはまずは現実の自分を自分と認めてあげること。
つまりは『ありのままの自分を許してあげること』が重要になるわけですね
今の自分を許すことで努力のスタートラインに
それが出来てやっとゼロというスタートライン、自分自身のために努力ができるフィールドに立つことできるわけです。
そして自分が思い描く自分自身に一歩前進する度に、ひとつ自分を誇らしく思えるようになっていきます。
たとえ、努力ではどうにもならない壁に当たってしまったとしても、それは自分の『個性』として受け入れることができるようになり、その個性の集合体こそが紛れもない『自分』だと思えるようになるでしょう。