「SNSで話題になっていて試した」「テレビで紹介されていた」そんな美容テク、あれやこれやと試しすぎていませんか…?それって実は、あなたの肌を劣化させる恐るべきNG美容かも…

そんな美容の新常識を美容外科医 であり、美容皮膚科医でもある上原恵理先生にズバリと語ってもらいました!

不織布マスクの折り目のあとがシミになる!?

ダイエットをする時間がなくてビールばかり飲んでいて、全然痩せられないのですが皆様いいアイデアないですか?と、とうとう読者様に伺うという愛の妖精えりりんです。皆さんいかがお過ごしでしたか?

とはいえ、いつまでこのマスク生活続くのか・・・・先日テレビを観ていたらあと2年だそうです。私たち医療関係者はマスク生活が当たり前なので、苦痛は少ないかもしれませんが、皆様にとってはつらいことかもしれませんよね。
そんな日々なのにもかかわらず、相変わらず皆様を絶望の淵に突き落とすえりりんコラム

上原恵理の知らなきゃヤバいNG美容

今回のテーマは「マスクシミに要注意」です。
さかのぼること1年半くらい前でしょうか、某テレビ番組で「マスク肌荒れ」についてお話したことがあるのです。その時は「冬のインフルエンザシーズンや花粉症の時期にマスクを装着する機会が多くなることで肌荒れをする」ということをお伝えしたのですが、当時の反応は(* ̄- ̄)ふ~んくらいなものでした。

しかしその後コロナ禍になり「マスクで肌荒れ」は、あっという間に皆さんを悩ます問題になったのです。

ところがえりりん、こう見えても世を忍ぶ仮の姿は美容クリニックの医師でございます。日々患者さんのお顔を特殊なカメラで撮影しているうちに気づいてしまったおっそろしい事実!!!
「シミふえてる!」「マスクのあとのシミができてる!」「マスク日焼けしてる!」ということです。
最近、スーパーコンピューター富岳のデータ(公開されております。ウレタンマスクや布マスクでの感染防御能が低いというデータです)に基づくニュースが流れたことで、感染防御のために不織綿のマスクを使用される方が増えたように思います。
そう、感染防御のことを第一に考えるなら不織綿マスク!と私も考えております。
でも...あいつは肌には優しくない!そもそも優先順位が感染防御なので肌のやさしさなんて考えられてないものですからね。かといって、肌に優しい不織綿マスクって値段がお高いですよね。
そんな中、えりりんが発見するのは不織綿マスクによるしみやシミにつながりそうな跡。

紫外線を当てた特殊な画像(右)

これに気付いたのは私が日々診療で用いる画像解析のできるカメラを見ていたから。通常の光でとった画像(肉眼とほぼ同じ)ではきれいなお肌なのに、紫外線を当てた特殊な画像では不織綿の折り目に一致する跡が!!!!(画像は患者様の承諾を得て掲載させていただきました)

それ以外にも、日焼け止めの甘さによるマスクの境目が分かりますし、将来シミにつながりそうな怪しげな雰囲気もマスク部位にあるのが分かります...

昨今のマスク生活では、こういった肌ダメージを受けている方が密かに多発しているのです。

医療従事者のマスク荒れ予防テクって?

ところが不思議なことは、我々医療従事者にはこういった画像結果になる方があまりいないのです。
その理由はおそらく、長年マスクをすることが当たり前だったために自分なりの工夫をし、肌が荒れたときには原因を考えてスキンケアを修正してきたからだと思うのです。
まだまだ続きそうなマスク生活。今までのスキンケアにただマスクするだけだと汚肌化が進行する可能性があるので、マスクと共存するスキンケアを考えましょう。

えりりん的には「小さいマスクより大きいマスクで」「マスクのフチは肌に密着させても内側はふわっとさせるように装着すること」や、「マスク内部は保湿はしっかりしつつもメイクは薄めにすること」をお勧めします。

【マスク肌荒れ注意報】マスクのプロが教える対策法/えりりんちゃんねる【医師 上原恵理】

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vol.13 「顔筋トレは無駄な努力。シワとたるみを加速させる可能性も…」絶対知っておきたいお顔4原則

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