「恋の仕方が分からない」

近年よく耳にする、『恋愛体質』と『非恋愛体質』という言葉。ときめく場面が多くて彼氏候補にも恵まれているものの、恋愛で一喜一憂してしまう女性と、自分軸で生きていてあまり周囲に心を乱されないものの、一人に慣れすぎてしまった女性…。自分とは違う生き方をしているアノ子と私が見ている景色って、一体どう違うの? 2パターンの女性の幸せについて、DJあおいさんに教えてもらいました。

だれもが実は”キュン”している?

非恋愛体質な人は異性にときめくことがない、と思われがちなのですが、非恋愛体質の人だって普通にときめいていますよ
電車で隣にステキな人が座れば密かにキュンキュンときめいていますし、コンビニのレジの人がステキな人でもキュンキュンときめいていますし、なんなら子猫や子犬等の小動物にもキュンキュンときめいていますし、小さな赤ちゃんにだってキュンキュンときめいていますし、隙あらば所構わずキュンキュンときめいていますよ
ただ、そのときめきを追い掛けることはしないだけ、それを無理矢理恋愛に繋げようとは思わないだけです

恋愛体質=より大きな”ときめき”を探している

恋愛体質な人って、ときめき至上主義じゃないですか
経年劣化でときめきが失われたらもうおしまいじゃないですか
ときめきが最高潮に達したところがゴール地点だと思っているじゃないですか
その最高潮が延々と続けばいいと夢を見ている節があって(※人間である以上絶対に無理なのですが)、だからときめきアンテナを立ててときめきを指針にして、よりときめく人を探して恋愛をしているわけです
ときめきの向こう側にある新たなフェーズに入ったことがないから、ときめきに倒錯してしまうわけですね

”ときめき”の向こう側にあるもの

ときめきの向こう側にあるフェーズというのは、恋愛というよりも家族愛に近い感じ
家族愛といっても、親兄弟に対する愛情とはまた違う、自分で作る家族に対する愛情に近いものなのかもしれない
恋愛ほど熱量は高くはないけれど、恋愛よりも成熟した、普遍的で完成された愛情なのです
それを知っているともうときめき重視の恋愛なんて稚拙としか思えないんですよね
だからキュンキュンときめくことはあっても、安易に恋愛に繋げようとはしないのですよ
ときめくのが目的だったら、恋愛なんてリスクの高いものにわざわざ手を出さなくても、推しの芸能人やアニメキャラを愛でているだけで事足りるし、それだけでキュンキュンバッテリーはチャージできるんです
恋愛ほどリスクもないし、恋愛ほど手間暇も掛からないし、恋愛ほどお金も掛からないし、低リスクでコスパも良く、何より自分の都合で自分の好きなときに思う存分自分勝手にキュンキュンできるというのが最高なんですよ

ときめき至上主義の恋愛体質な人はときめきを目的に恋愛を探すわけですが、非恋愛体質な人はときめきの向こう側にある家族愛を目的にしているのであって、最初から目的地が異なっているんですよね
ときめきの向こう側にある場所を目的にしているだけで、ときめきを求めているわけではない
だからときめきに固執することもなく、いつまでも続く幸福の道に迷うことなく入ることができるのですよ