トレンドに敏感なインフルエンサー・真柴(川口春奈)と、マイペースなミニマリスト・駿(横浜流星)。『着飾る恋には理由があって』5話では、正反対な2人の価値観の違いが浮き彫りになりました。

【ドラマ考察・着飾る恋には理由があって】「ぎゅーしてもらってもいいですか?」川口春奈演じる“真柴”のお願いに横浜流星が…

©着飾る恋には理由があって

「2人で出かけよう!」となり、「カップルで行きたい! 東京のお出かけスポット」を検索する真柴。しかし駿が提案したのは、犬の散歩でした。

近くの公園に行くだけでも、必死にメイクをして洋服を選ぶ真柴に対して、駿は「公園に散歩に行くだけなんだから着飾る必要ないじゃん」と呟く。

真柴は「SNSに載せる写真を撮るために、レベル10まで持っていかないと!」と言っていましたが、“散歩”と言えど、2人の気持ちが通じ合ってから初めてするお出かけ。お洒落な自分を見てもらいたい!という気持ちもあったのではないでしょうか?

また、携帯電話に縛られないスタイルの駿に「出掛けてても連絡取れるし……」と携帯を持ち歩くことを提案しても、「ムリムリムリ。そういう習慣ないから」と却下。「あれ、この2人正反対すぎてうまくいかないのでは?」とハラハラしてしまうほど、意見が合わない……。

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しかし物語中盤、陽ちゃん(丸山隆平/関ジャニ∞)の相談者・舟木さん(黒川智花)が出現したことで、風向きが変わり始めます。舟木さんは、「先生に会えないかな?と思いながら散歩してました」と言ったり、駿がやっているキッチンバルにカレーを買いに行ったり……陽ちゃんに気があるためか、少しストーカー気質を感じさせるキャラクターです。

見兼ねた陽ちゃんが、「相談相手以上に想ってくれてるなら、答えられへん」とハッキリ断ると逆上。なぜか駿のキッチンカーを乗っ取り、「先生に会わせろ!」と迫ります。駿に助けを呼ばれて登場した真柴も、最初は戸惑っていましたが、舟木さんの心のうちを知るうちに、次第に自分と重ねていくように。

真柴はこれまで、想いを寄せていた葉山社長(向井理)のために努力を重ねてきました。一生懸命SNSの更新に励み、10万人ものフォロワーを持つインフルエンサーに成長した。けれど、フォロワーが増えても褒めてくれる社長はもういない。なんなら、「大変でしょ?別にもうやめてもいいんだよ」と言われてしまう始末。社長が「いい!」と言ってくれていたアイデアも、「もう必要ない」と言われてしまい、自分の存在意義を感じなくなってしまっていた。

元看護師で現OLの舟木さんも、自分の意見を言うことが許されない職場に疑問を抱いていました。「(看護師時代の)私は、もっと人の役に立ってた。あなたが必要だと言ってくれる人がいた」とこぼします。すると真柴も、「同じです。私もそう思って仕事してます。もっと役に立ちたい、必要だって言われたい」と。

対して駿は、「誰かに何か言われなきゃダメなのかなぁ?誰かに必要だって言われて、そういうのが幸せ?俺は、自分で決めたい。自分の価値は自分で決める。誰にも左右されない。そうなりたい」と言ったのです。

SNSが発達している現代。「いいね!」の数が少ないと、「この写真よくなかったかな?」と思ったり、フォロワーの増減で、自分の価値が判断されているような気持ちになったり。なにかと、“他人軸”で判断しがちになっているのかもしれません。だからこそ、駿の“自分軸”での考え方はズシンと響きます。

「誰かに褒められたい」「誰かに必要とされたい」と“他人軸”で幸せを求めているうちは、本当の幸せは掴めないのかもしれない。「自分を褒めてあげよう」「自分はこれが必要だ」と“自分軸”で幸せを決められる人間になりたいと思わされます。

駿の言葉は、真柴の胸にも響いたのでしょう。「考え方も、習慣も、性格も、正反対だけど、私にないもの沢山持ってる。藤野さんのこと、もっと知りたい」と2度目の告白をします。そして、駿から真柴にキッチンカー越しのキス!

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「一緒に釣りに行く」“次のデート”の約束もして、ついにカップルっぽくなった2人。しかしラスト、なぜか駿の部屋に葉山社長が……!? 予告でも葉山社長が真柴と駿の住むシェアハウスで暮らしていた(?)シーンがありました。これは続きが気になりすぎる!
とりあえず、「Paravi」で今までの名シーンを見返しながら第6話の放送を待ちたいと思います。今からロスが怖い……!

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