ティモンディ前田裕太が今週も皆さんの乙女心を受け止める時間がやってまいりました。
お仕事、学校などなど、日々にお疲れ気味の女子たちの心を癒す連載
今宵は「過去の恋愛を引きずってしまうんです…」についてのお話。
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読者諸姉は失恋の際にはどれくらい引きずるだろうか。
当然、吹っ切れる期間は人それぞれ。
ただ、口では「私はあんまり引きずらない」という人がたまにいるけれど、そういう人は強がっているだけか、もしくは、深くは傷つかない距離感で恋愛をしているからだろう。
傷が浅いからこそ、治りも早い。
お互い怪我をしない適度な距離感は大切だとは思うけれど、単に傷つくことを怖がって相手のパンチが当たらない距離を保っているだけのアウトボクシングは、きちんと相手とも自分とも対峙していないように思える。
それが悪いことだとは言わないけれど、傷つかない理由が怖がっているのであれば、それは相手からも自分の心からも逃げている。
その点、私は引きずりまくる。
懇ろな仲だった相手と別れた際には、次の恋愛に向けて心の準備が整うまで2年の歳月が必要になった。
情けないし格好が悪いけれど、読者諸姉の悩み解決のためならば醜い面であっても堂々と見せる所存である。
恥ずかしいことだという認識はあるけれど。
今では、もうその御令嬢のことは過去の記憶と化して良い思い出として昇華されたけれど、当時は貰った物品は捨てられないし、自分から振ったくせに、何処かで意中の相手と他者を比較してしまう嫌いがあった。
禄な奴じゃないよね。
じゃあ別れなければ良かったのに、なんて短絡的な言葉は投げかけないでもらいたい。
恋愛なんてそんな簡単なものではないじゃない。
それに、当時は同等の熱量を再び誰かに向けることが出来る気もしなかったので、膝の擦り傷くらいで終わるラブにとどまっていれば良いものの、全身複雑骨折するほど骨の髄まで粉砕されてしまったため、もうリハビリすらやる気が起きない状態になってしまった。
漸く踏ん切りがついて次の恋愛をしてもいいかなと思えるまでに長いこと時間がかかってしまったけれど、相手に心を許せば許すほど、二人の仲が解消された際には拠り所にしていた心の支えを失うことになるため、相手から振られようが、自分から振ろうが、立ち直るには時間がかかるのは仕方ない。
”引きずること”っていいことなんじゃない?
むしろ、私は、それって良いことなんじゃないかと思う。
信じられぬと嘆くよりも、人を信じて傷つく方がいい、と武田鉄矢さんも贈る言葉にしてくれているし。
失恋した喪失感に苛まれる時があって、耐えきれないのであれば、別れる前提での付き合いをすればいいけれど、湯を沸かすほどの熱い愛なんて、人生で何十回も経験できるものじゃない。
その経験から得た学びは、次の恋愛に生かせるものだったり、間違いなく自分自身を成長させてくれるものであるはず。
失恋した時に、すぐに次の恋愛にいけるような人間は、ある種の、空いた穴をとりあえず塞ぐために恋愛をしている嫌いがある。
すぐ立ち直れた方が楽に思えるかもしれないけれど、人として引きずるのは正しい反応だし、恥じることでもない。
空いた穴は自然と必ず埋まっていく。
諸姉には手軽な相手で寂しさの穴を埋め合わせずに、徒らに人を傷つけない判断をしてもらいたい。
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