湊斗が別れを決意していたと分かる伏線を考察

想からの「一緒にいるの彼女?笑」に返信をしなかった理由

第4話で、想と奈々(夏帆)が一緒に歩いているのを見かけた湊斗。「一緒にいたの彼女?」と聞くと、想からは「友達」と返ってきました。そして、紬といるのを見た想が、「一緒にいたの彼女?笑」とじゃれたような質問をしてきた時、湊斗は返事をしなかった。この時、もしも奈々のことを“彼女”と言っていたら、湊斗と紬は別れることはなかったんじゃないかなぁと思うんです。紬といるのが辛くなったとしても、彼女がひとりになると思ったら、湊斗は手を離さなかったはず。想に彼女がいないことが分かり、“元に戻れる”と確信をしたからこそ、別れを決めたのではないでしょうか。

紬の弟・光に「手話を覚えれば?」と助言

こちらも、第4話。紬の弟・光(板垣李光人)に、「光も手話を覚えれば? 紬に教えてもらってさ」と言った湊斗。おそらく、光が想に2人きりで会うことはない。会うとすれば、紬を介して…ということになるはず。ということは、この時すでに、湊斗のなかでの紬と想をくっつけよう大作戦は動いていたわけで。「なんでそんなこと言うの? なんで手話覚えろとか言うの?」と聞き返す光が、苦しかった。湊斗のことが大好きな光は、彼の些細な心の揺れを、このころから感じ取っていたのかもしれません。

コンポタの“温度”が気持ちとリンク?

紬が大好きなコンポタ。第2話では、「ごめん、ちょっとぬるいかも…」言いながら、蓋を開けて紬に渡していました。この時、多くの人が思ったのではないでしょうか。こんなええ彼氏、おるんかい! と。彼女が好きそうな飲み物を3つ用意していて(カバン、重くない? 大丈夫?)、挙げ句の果てに蓋を開けて渡してあげるなんて…。紬、お姫様のように大事にされているんだなぁって愛が伝わってきました。けど第4話、別れを切り出す前に渡したコンポタは、冷め切っていた。そして、「冷めてるけど」と言いながら、蓋も開けずに渡したのです。しかも、そのコンポタを選んだのは、湊斗ではなくて想だというのも…。紬のことを分かっているのは、自分だけじゃない。その事実が、別れの決意を後押ししてしまったのかもしれません。

第6話では、想と紬、2人の時間は再び動き出すのか!?

さて、本日は『silent』第6話が放送されます! メインビジュアルで、“ずっと”を表す手話をしている紬と想。2人は、結ばれるのでしょうか。とにかく、登場人物全員幸せになってくれ…!