ar's Stage Paradise
舞台の上で圧倒的な存在感を放つ岡田将生さん。
出演作の公開を目前に控えた今回の舞台の見どころと、プライベートの生活まで迫ります。
1989年8月15日生まれ、東京都出身。2006年デビュー以来、確かな演技力で主演及び主要キャストを務める実力派俳優として活躍。近年の出演作に、映画『星の子』『さんかく窓の外側は夜』、ドラマ『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』『大豆田とわ子と三人の元夫』など。2019年、舞台『ハムレット』での熱演も好評を博した。映画『Arc アーク』『ドライブ・マイ・カー』『CUBE』などの公開を控える。12月より主演舞台『ガラスの動物園』が上演予定。
岡田将生にQ&A
Q.生活に彩りを与えるために毎日していることは?
A.①花を飾る
まだあまり詳しくはないので、毎回違う花屋さんに行って「今、最もベストで華やかな花を包んでください」とオーダー。
家に花があるだけで心が豊か♥
朝起きたら、花の水を替えるところから一日がスタートします。
②生野菜を食べる
塩とオリーブオイルだけで味つけしたシンプルなもの。
にんじん、アボカド、トマト、マッシュルーム、ブロッコリースプラウト、ほうれん草。
この6種は必ず入れて、仕上げにナッツをかけることも。
ずっとにんじんを刻んでいると、無心になれます(笑)。
このサラダを食べるようになってから、身体の調子もいいです♥
Q.挑戦したいことは?
A.本当は昨年ヨーロッパに行くはずだったのですが、難しくなってしまって…(涙)。
がっつり3か月間、1日ごとに街を変えて放浪旅をしたいなと思っていました。落ち着いたら実現したいです。
COCOON PRODUCTION 2021『物語なき、この世界。』
今回の舞台では、30歳を過ぎても売れない俳優の菅原裕一役を演じます。
「現実とは真逆ですか!?」 そんなことないです!(汗) ドラマの主人公に憧れて焦りを感じながらもひたむきに頑張り続ける菅原に対して、自分はドラマチックな人生を歩んでいるのかというと…?
この世界に入って15年になりますが、デビュー当時から心境や本質的な部分は変わっていません。自分の名前が一番前にあるという点では責任の重さを感じますが、作品は共演者やスタッフ、みんなで作り上げるもの。お世話になった方々のおかげで、色とりどりの世界に引き込まれて、そして今もなお歩いている途中だと思っています。根底にある気持ちは菅原と同じなので共感できます。
中学生の頃からラジオで銀杏 BOYZの音楽を聴いていて、峯田さんの獣のような表現に夢中でした。その尊敬する峯田さんと一緒にお仕事ができるなんて夢にも思わなかったので、ただただ嬉しくてテンションが上がっています。しかも同級生役! 中学時代の友人も一緒になって喜んでくれました(笑)。
演出を手がける三浦さんとは映画『何者』以来にご一緒させていただきます。当時の印象は、いい意味で「執拗に役者の演技を見る監督」。僕はそれがすごく好きで、もっと演出をしていただきたい!と思っていました。
舞台は映像と違って、演出家に無防備な姿を見せることが多くなりますが、三浦さんになら何でもさらけ出せます。この作品が、僕の違った一面を引き出してくれるのではないかと期待しています。
今までは自分の演技というものがわからなくなり、葛藤することもありましたが、昨年コロナ禍のタイミングであらためて自分自身と向き合い、今まで以上に役者という仕事が好きになりました。
監督が求めているものに自分の芝居がハマった時なんて、まるで空気が澄んだような気持ちよさです!
悩んでもがいていた経験があるからこそ、この役にそれがプラスに働くと思っています。
本作は、まさにこのご時世だからこそ、なおさら見ることに意義がある作品に仕上がると思います。
緊張感という空気を共有できるのは舞台ならでは。
真摯に役に向き合う生のお芝居をぜひ観に来てほしいです。
舞台は新宿・歌舞伎町。売れない俳優の菅原裕一(岡田将生)は、うらぶれた風俗店で10年ぶりに同級生の今井伸二(峯田和伸)に再会。今井もまた売れないミュージシャンであり、二人は人生にドラマなど起こり得ないと諦念を持っていた。しかし、衝撃的な事件により二人が主人公のドラマが幕を開けた!…かのように見えたが! 作・演出/三浦大輔 企画・製作/Bunkamura 東京公演7/11~Bunkamuraシアターコクーン、京都公演8月~京都劇場にて上演予定。
Styling:Ooishi Yusuke
Hair Makeup:Nakanishi Juri
Text:Okamoto Hana、ar
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