出戻り!マッチングアプリ飯

昔はネガティブなイメージも多かった「マッチングアプリ」ですが、最近では、「私たち、アプリ婚です♡」という声もよく聞くようになりました。

そして何を隠そう、私ライターNも、このマッチングアプリで過去に恋人を作った張本人です!
しかし、ラブラブハッピーな日々も今は遠い昔の話となり、気が付けば28歳、春。「このままではあっという間に『29歳、春(独身)』になってしまう!」ということで、この度、マッチングアプリに出戻りました!

マッチングアプリの世界には様々な男性が存在し、その男性の数ほどドラマがあります。
どうかこのドラマの最終話が感動のフィナーレとなることを心から願って、実際に私が体験したガチデートの数々をご紹介します。

前回>>彼氏ができたと報告したら…受け身男の態度の変え方がもはや笑える

顔面大優勝!これはテンション上がる…♡

今回のお相手は4つ年上のDさん。

メッセージ上の丁寧な文面と、初回のデートにランチを指定してくれたこと、そしてその際に私の職場近くのお店を選んでくれるという振る舞いがとてもスマートで、ご機嫌で待ち合わせ場所まで向かいました。

待ち合わせ場所にやってきたDさんは、写真で見るよりも倍以上整った顔立ち(やや櫻〇翔さん似)。身長こそ低めなのが気になりましたが、今までアプリで出会ってきた人の中でもダントツのイケメンで、会った瞬間からひそかにテンションが上がっていました。

話を聞くと、どうやらDさんの職場は茨木県とのことで、この日のランチデートのためにわざわざ2時間以上かけて来てくれたとのことでした。(私とのデートのためにそんなに時間をかけてくれるなんて…!顔面大優勝に加えて性格まではなまるかよ…!)

出るわ、出るわ!自慢のオンパレード!

その後話題は「趣味」の話に。

Dさんの趣味は登山ということで、正直一ミリも登山に興味のない私でしたが、遥か昔にノリで連行された富士登山を武器になんとか話を膨らませようと奮闘していました。

「登山が好きで色んな山に登っているんです。百名山制覇するのが夢ですね」と話すDさんに、共通の経験があった方が多少は盛り上がるかなと思い、「すごいですね!私も昔、富士山には登ったことがあります!体力ないので一回きりですが…笑」と返したのですが…途端にDさんの表情は曇り「へぇそうなんですね。僕はまだ登ったことないですけど、登山が好きだからこそそんな軽い気持ちじゃ登れないかなあ」と。まるで富士山山頂の天気並みの早変わりでご機嫌ななめに。

その後もスキーが好きだと言うので、「私もスキー好きです!今はスノボに転向しちゃったのでスキーは苦手になってるかもなので教えて欲しいぐらいです…汗」とアピールをすると、「スノボの楽しさってイマイチ分からないんですよね。絶対スキーの方が楽しいと思います」と冷静なツッコミを受け、頑張りもむなしく特に会話も盛り上がらないまま1時間が経過していました。

どうやらDさんは自分よりも私の経験が勝っている(ように見える)ことが気に入らないらしく、この時間をなんとか穏やかに過ごしたかった私はその後の会話をすべて「さしすせそ」(※)で乗り切ることにしました。

そのおかげか(?)次第にDさんの機嫌もよくなり、後半では彼がスキーに行った際に自撮りしたスキーの動画を見せてくれたり、登山した際の感動(?)エピソードを披露したりしてくれました。

※「さしすせそ」:「さすが!・知らなかった!・すごい!・センスいい!・そうなんだ~」の5つのワードを使うことで男性の気分を上げる恋愛会話テクニック。正直面倒くさい。

このタイミングで…なぜ?

ひとしきりDさんの自慢話を聞いたのち、その日はランチのみで解散することに。
お会計を終え、駅に向かおうとすると突然Dさんは私に「よかったらFacebookを交換しませんか?」とまさかの提案をしてきました。
今の時代、若者たちがインスタグラムのIDを交換することでお互いのパーソナリティーを確認しているという話は聞いたことがありましたが、なぜあえてのFacebook…?

もしかしたらよりしっかりとした情報が欲しかったのかもしれませんが、正直2時間ほどしか会っていないような人にFacebookを教えるのはとても抵抗がある…。しかし断る理由も見つけられず結局交換することに。

その後Dさんとは数回LINE上でやりとりをしましたが、相変わらず私の話をすると不機嫌になるその姿勢に疲れてしまい再びお会いすることはありませんでした。

ちなみにいまだにDさんとはFacebookでつながっているのですが、時折流れてくるスキーと登山の自慢動画を見かけるたびにそっと画面を閉じています。
もしかしたら交換したかった理由はこの動画を見せたかったからなのかもしれません…。

ライターNのアプリ飯は(残念ながら)まだまだ続きそうです。

Illustration:室木おすし(@susics2011
Text:Tanaka Nanami

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