出戻り!マッチングアプリ飯
昔はネガティブなイメージも多かった「マッチングアプリ」ですが、最近では、「私たち、アプリ婚です♡」という声もよく聞くようになりました。
そして何を隠そう、私ライターNも、このマッチングアプリで過去に恋人を作った張本人です!
しかし、ラブラブハッピーな日々も今は遠い昔の話となり、気が付けば28歳、春。「このままではあっという間に『29歳、春(独身)』になってしまう!」ということで、この度、マッチングアプリに出戻りました!
マッチングアプリの世界には様々な男性が存在し、その男性の数ほどドラマがあります。
どうかこのドラマの最終話が感動のフィナーレとなることを心から願って、実際に私が体験したガチデートの数々をご紹介します。
デートも楽しいし、早く二回目も会いたい…!
今回のお相手は3つ年上のYさん。
「古着好き」という共通のテーマで盛り上がり、最初のデートは私が大好きな街である下北沢にて古着屋さん巡りをすることになりました。
待ち合わせ場所にやってきたYさんは、程よく下北の街並みに溶け込むようなオシャレさと緩さを兼ね備えた出で立ちで、お洋服好きの私の心はその瞬間一気に奪われていました。(毎回この惚れやすさが失敗の原因という声もチラホラ…)
オシャレ男子と行く下北古着屋デートは、それはそれは楽しく、駅でお別れをする際には思わず「また遊びたいです」と私から口走るほど、二回目のデートを楽しみにしていました。
出会って2回目で、そこまで受け止められない!泣
楽しみにしていた二回目のデートは雰囲気を変えて居酒屋で飲みデートに。
前回とは打って変わって仕事帰りのスーツ姿で登場したYさんは、さすがのアパレル会社勤務というだけあってとてもオシャレで、こんなに分かりやすくギャップ萌えするか?というぐらいこの時点で私はほぼYさんのことを好きになっていました。
前回の下北沢デートではお互いの趣味の話や休日の過ごし方など、他愛もない話で盛り上がっていたのですが、二回目はお酒も入り、トークテーマは「恋愛」に。
お互いの好きなタイプやアプリで出会った人の話、さらには過去の恋愛の話にまで広がっていきました。
好意を寄せている相手の恋愛話はもちろん気になるもので、最初は「どんな女性が好きですか?」「結婚するなら何歳ぐらいがいいですか?」とグイグイ質問をしていたのですが、お酒が回ってくるにつれて、次第に会話の主導権は彼に移り、気が付けば「ぶっちゃけトーク大会」になっていました。
「アプリで会う人、大体身長と会った人数サバ読みがちなんだよね(笑)」と話をしていると、ここでまさかのYさんからとんでもない暴露が…。
「俺、身長はサバ読んでないけど昔、結婚してたんだよね」
…まさかの結婚してたーーーーー
「あと、アプリで会った人数、5人って言ってたけどホントは50人は超えてる」
…一桁増えてたーーーーー
「あ、あと元嫁の携帯代をなぜかいまだに払い続けてるからスマホ代月10万超えてる」
…それは純粋に意味がわからないーーーーー
確かにぶっちゃけトーク的な雰囲気にはなっていたけど、まさかここまで特大級のカミングアウトが来るとは思っていなかったーーーー
その他にも、マッチングアプリで会った女性となぜか長続きせず、やっと良い感じになったと思ったらなぜか相手の親御さんが出てきた話や(親御さんが出てくるって一体君は何をやらかしたんだ…)、結婚時代元奥さんに嫌われすぎて新婚当初から名前ではなく苗字で呼ばれ続けていた話や(なんで結婚したんだ…)、奥さんがYさんと結婚した理由が「何がしたいかは分からないけどとりあえず起業したいから名義が欲しかった」だった話(結婚した理由それだったか…)など、怒涛の勢いで出てくるぶっちゃけトークの衝撃に、後半は正直あまり記憶がありません。
そのまま居酒屋で暫く飲んだ後、カラオケで木山裕策『home』を謎に二人で熱唱し、解散。
ここまでぶっちゃけトークをしてしまったことでお互い恋人関係になることはないと確信があったのか、以降Yさんからは定期的に「マッチングアプリで会った女の子と全然長続きしない件」について相談を受けたり、飲みに行ったりしていたのですが、ついに先日ご結婚され、さらにはお子さんもいらっしゃるそうです。(まじかよ)
最後まで台風のようなYさんに幸あれ…。
今回ばかりは相手の幸せを願わずにはいられません。
ライターNのアプリ飯は(残念ながら)まだまだ続きそうです。
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