ar's Cinema Paradise

スクリーンの中で輝きを放つあの俳優から目が離せない。

出演作の公開を目前に控えた彼らの素顔に迫ります。

今回は、玉城ティナさん、琉花さんにインタビュー♡

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玉城ティナ、琉花。ar2月号より

映画『アクターズ・ショート・フィルム2』の裏側

玉城 このショートフィルムは初監督作品なので、まずは自分と同じようにモデルの女の子を描くことで作品が成立しやすいと考えました。主人公の里奈の台詞を琉花が発することで、心に留めていた世界が大きく広がった感覚があります。自分の視点をさらけ出せるのは貴重な経験になりました。

琉花 私は本格的な演技が初めてだったので緊張したけど、デビュー作が玉城監督で本当によかったです。製作過程でいろいろと話し合えて心強かったし、これからも女優業をやりたいと思わせてくれる現場でした。

玉城 嬉しい! 琉花は「わからない」とは言わず、わかろうとする姿勢で作品に真摯に向き合ってくれたのがすごく伝わってきたんですよ。

琉花 台本を読めば読むほど、言葉の意図だったり、〝こういう人もいるよね!〟とうなずけたり、だんだん見えてくるものがあって。役のイメージを膨らませていきました。共演した奥平(大兼)さんは初めてお会いしたんですけど、一緒にしゃべらなくても安心感があるというか、横で見守ってくださっているような不思議な感覚になりました。

玉城 演じる役に気持ちが入っているかどうかで顔つきが変わると思うんです。その意味でも、奥平さんは裕也の存在感をしっかり表現してくれました。

琉花 玉城監督が顔合わせの時に「感情を吐露できる場所がみんなに平等にあったらいいな」と言っていたのが印象的。

玉城 今はSNSがあっても、仕事や立場によって声を上げられない人はいるから、この作品のような空間があるとおもしろいって話したよね。

琉花 すごく共感できました。どんな人も悩みや考えはあるから、みなさんが「これでいいんだ」とほっとできる映画になってほしいです。

玉城 これは誰しもが遠い物語でありません。観終わった後に、何か心に残るものがあると嬉しいです。

Photo:Fuse Ayumi Styling:Irie Yoko(SIGNO) 
Hair Makeup:Yoshizaki Sayoko(io/Tina)、Kawakami Takae(mod's hair/Luka)
Text:Iida Honoka