ar's Cinema Paradise
スクリーンの中で輝きを放つあの俳優から目が離せない。
出演作の公開を目前に控えた彼らの素顔に迫ります。
今回は、玉城ティナさん、琉花さんにインタビュー♡
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1997年10月8日生まれ、沖縄県出身。俳優・モデル。『天の茶助』で映画デビュー後、数々の話題作に出演。本年は『ホリック xxxHOLiC』『映画 極主夫道』が公開予定。主演ドラマ『鉄オタ道子、2万キロ』が放送中。
1998年1月19日生まれ、東京都出身。生後3か月からモデルデビュー。モード誌から美容誌、MVや広告など幅広く活躍。世界中を旅し、フォトグラファー・lukaとしても活動。2017年以降、写真展を随時開催している。
映画『アクターズ・ショート・フィルム2』の裏側
玉城 このショートフィルムは初監督作品なので、まずは自分と同じようにモデルの女の子を描くことで作品が成立しやすいと考えました。主人公の里奈の台詞を琉花が発することで、心に留めていた世界が大きく広がった感覚があります。自分の視点をさらけ出せるのは貴重な経験になりました。
琉花 私は本格的な演技が初めてだったので緊張したけど、デビュー作が玉城監督で本当によかったです。製作過程でいろいろと話し合えて心強かったし、これからも女優業をやりたいと思わせてくれる現場でした。
玉城 嬉しい! 琉花は「わからない」とは言わず、わかろうとする姿勢で作品に真摯に向き合ってくれたのがすごく伝わってきたんですよ。
琉花 台本を読めば読むほど、言葉の意図だったり、〝こういう人もいるよね!〟とうなずけたり、だんだん見えてくるものがあって。役のイメージを膨らませていきました。共演した奥平(大兼)さんは初めてお会いしたんですけど、一緒にしゃべらなくても安心感があるというか、横で見守ってくださっているような不思議な感覚になりました。
玉城 演じる役に気持ちが入っているかどうかで顔つきが変わると思うんです。その意味でも、奥平さんは裕也の存在感をしっかり表現してくれました。
琉花 玉城監督が顔合わせの時に「感情を吐露できる場所がみんなに平等にあったらいいな」と言っていたのが印象的。
玉城 今はSNSがあっても、仕事や立場によって声を上げられない人はいるから、この作品のような空間があるとおもしろいって話したよね。
琉花 すごく共感できました。どんな人も悩みや考えはあるから、みなさんが「これでいいんだ」とほっとできる映画になってほしいです。
玉城 これは誰しもが遠い物語でありません。観終わった後に、何か心に残るものがあると嬉しいです。
俳優5名が製作費・撮影日数など同条件で25分以内のショートフィルムを監督するWOWOWのプロジェクト第2弾。玉城ティナが監督・脚本を務める『物語』は、モデルの里奈(琉花)が裕也(奥平大兼)と接することで、一人の女性としての心情が描かれる。2/617:00~、WOWOWで放送・配信。
Hair Makeup:Yoshizaki Sayoko(io/Tina)、Kawakami Takae(mod's hair/Luka)
Text:Iida Honoka