出戻り!マッチングアプリ飯
昔はネガティブなイメージも多かった「マッチングアプリ」ですが、最近では、「私たち、アプリ婚です♡」という声もよく聞くようになりました。
そして何を隠そう、私ライターNも、このマッチングアプリで過去に恋人を作った張本人です!
しかし、ラブラブハッピーな日々も今は遠い昔の話となり、気が付けば28歳、春。
「このままではあっという間に『29歳、春(独身)』になってしまう!」ということで、この度、マッチングアプリに出戻りました!
マッチングアプリの世界には様々な男性が存在し、その男性の数ほどドラマがあります。
どうかこのドラマの最終話が感動のフィナーレとなることを心から願って、実際に私が体験したガチデートの数々をご紹介します。
前回>>これが本当の脈なし…(遠い目) デートを断った男のストーリーズにあがっていたもの
連敗続きから立ち直るために…
今回のお相手は、9つ年上のOさん。
普段の私は会話の内容や結婚のことも考え、お会いする方の年齢は±4歳までと決めているのですが、年の近い男性とのマッチングに連敗続きだったこともあり頭のリフレッシュもかねて、年齢を気にせず男性と向き合った結果、9つ年上のOさんとマッチング!
さすがは年上の余裕!と思いきや…?
9つも上の方と一体何を話せばいいんだ…?と、正直びくびくしていましたが、さすがは年上の男性。「好きな食べ物は?」「普段はどの辺で遊ぶことが多いの?」「行きたいお店はある?」と様々な角度から質問をしてくれ、メッセージはとてもスムーズに進んでいきました。
「お肉が好きってことなら今度焼肉でも食べに行こうか」と、お誘いを受け、実際にOさんと食事に行くことに。仕事終わりに会うことになっていたため、場所はお互いの職場から近い六本木エリアをチョイス。
するとOさんからは、「へえ、六本木を指定するってことはもしかして結構遊んでる?(笑)」と、会う前からやや気になる内容のメッセージ。(こういうとき語尾に(笑)をつけて保険をかけてくるあたりがもう無理…)。正直この時点で(失礼だけど)やっぱりおじさんは無理かも…と不安でいっぱいでした。
「俺の子供を産んでほしい。最低2人」その発言アウト~~!
待ち合わせ場所に現れたOさんは、アプリで見る写真よりさらにギラついており、いわゆる「港区おじさん」を体現したような出で立ちでした。
先ほどのLINEの内容に加えてこの風貌…嫌な予感しかしませんでしたが、とりあえずOさんが予約をしてくれていた焼肉屋さんへ。
席に着き、乾杯もそこそこにOさんからは「このお店いいでしょ?こういうお店、Nさん普段は行けないんじゃない?」と初手から巧みな収入マウント。
さらに「普段はどんなお店に行くの?」と質問をされたのでいくつか焼肉屋さんの名前を挙げると、Oさんの表情が一変。「へえ、意外と色んなお店に行ってるんだね。でもそのランクのお店はNさんの収入じゃ難しんじゃない?ってことは誰かに連れて行ってもらってるとか?(笑)」と、さらに追加マウント!
そのあとも、「Nさんって意外と仕事好きなの?」「結婚したら仕事辞められるタイプ?」「ぶっちゃけいくら稼いでるの?」と、まるで就活の面接のような質疑応答が続き、とりあえず目の前のお肉を食べることだけに私が全集中しようと頭を切り替えていると、話題は(なぜか)「結婚」に移り変わっていました。
「結婚したら正直奥さんには家にいてほしいんだよね。ってか子育てもあるのに働かせるってこと自体間違ってると思うんだ」「僕は子供は最低2人は欲しいと思っていて、なんなら3人ぐらい欲しいんだけど…Nちゃんはどう?」と、うんざりするような発言に適当に相槌をうっていると、突然Oさんは私の手を握りながら「僕、年収1000万円はあるんだけど、これなら子供3人と奥さん養うぐらい余裕だからさ。僕も年齢的にそろそろ身を固めたいって思ってて…Nちゃん、僕の子供産んでくれないかな…?」と、ここにきてまさかの子作り提案!
「いや~私まだ働きたいんで…はは」と乾いた返事をし、その場はなんとか流すことが出来ましたが、解散後も事あるごとに「次どこ行く?子供が出来たら家族のお祝いで使いたいって思ってるお店なんだけど…」と子供の影をチラつかせてくるのが耐え切れず、そのまま私の方からフェードアウト。
色々言いたいことはあるのですが…。
こちらの気持ちも聞かずに自分の理想ばかり押し付けてくるおじさまに恐怖を感じた夜でした。
ライターNのアプリ飯は(残念ながら)まだまだ続きそうです。