レストランの店員さんを好きになりました。
いつもランチで行く、会社近くのレストランのお兄さんがすっごくタイプなんですけど、どうやって恋を始めればいいのか分かりません。彼のことは何も知らないけど、好きなんです。(穂波さん・22歳)
「これはもう、個性づけで勝負じゃないですか? いっつも同じものしか頼まないとか、いつも同じ席にしか座らないとか」
ーするとどうなっていくんですか?
「店員の間で噂になるよね。で、あだ名がつくよね。”サンドイッチ女”って」
ー影でそう呼ばれるの、なんかちょっとイヤだなぁ(笑)。
「でも、”いつもサンドイッチしか頼みませんよね?”って店員さんから話しかけやすくはなるよね。こういう自己プロデュースは有効だと思う」
ーたまに、紙ナプキンにLINE ID書いて渡す的な話も聞きますけど。そういうのはどうでしょう?
「1〜2回会話があってからならやってもいいだろうけど、その前に偶発的な会話を生む努力はしたほうがいいんじゃない? だからキャラ作りする。いっつも水こぼすとか」
ーただの迷惑だ(笑)。でもその通りですね。ちなみに男性から見て、穂波さんのように”何も知らないけど好き”状態ってどうなんでしょう。男性もこういうことありますか?
「全然あると思いますけど、それってただ可愛いだけで、他の要素一切ないんでしょ? コーヒーの淹れ方がスゴくて惚れた、とかじゃないだろうし」
ーでも穂波さんも、要は顔が好きなだけってことでしょうから。
「逆に聞きたいんだけどさ、顔以外の情報なくて、これ話しかけたとしてどうすんの? 顔が好きだから声かけました、って言うの?」
ーえ、言われたら嬉しいですけど。
「まぁ嬉しいかー(笑)。でもそういう感覚って、ちょっと子どもかよ?って話だけどね。いつもランチで行くお店のお兄さんがかっこよくて好きですってさ、アイドルが好きっていうのと一緒なんじゃない?」
ーアイドルがかっこよくて好き、はダメですか?
「いや、全然いいけど、それは本当の意味でのリアルな恋ではないでしょ。ランチのお兄さんがかっこいいっていうのも、まだ恋だとは思わないなー」
ー今週の厳しいお言葉。
「だから遠くから見ててね、いずれ“あぁ、これは恋じゃないんだな”って気づいて大人になる、、そういうワビサビの世界ですよ。うんうん」
ーでも、こういうので成功する人も稀にいますよね。
「そしたら、やはり自己プロデュースです。自分の持つ武器や戦力をリストにしてね、それを的確に使って頑張ってください!」
・ルックスでビハインドがあるなら面白さで合コンを勝ち抜け。
・せっかく合コンに行くなら、何らかのジャンルで女王になるつもりで。
・レストランでの恋は、キャラづけで話しかけられやすい状況をつくるべし。
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タカハシヒョウリ
(c)勝永裕介
【ミュージシャン】
ロックバンド”オワリカラ”と特撮バンド”科楽特奏隊”のギター/ヴォーカル、ソロの音楽活動など。
【イラストレーター】
グロカワキャラ”小腸はみ出し夫”の生みの親など。
【執筆家】
いくつかのWEBサイトで連載など。
【ハイブリッドおタク】
バンドのフロントマンの固定概念を覆すガッチガチな情報量と批評眼/語り口、そしてポンコツさ。
愛するのははゴジラ/ウルトラマンを始めとする<特撮>全般、映画、アニメ、マンガ、お笑い、ゲーム、蕎麦など。
特技は<才能の無駄遣い>
座右の銘は<世界の創作物に愛を>