働くアラサー女子のリアルがここに

ABEMAオリジナルドラマ「30までにとうるさくて」

ABEMAで放送され、話題沸騰中のドラマ『30までにとうるさくて』を知っていますか?
東京で暮らす29歳独身女性4人の仕事/恋愛/友情etc…を描く本作ですが、リアル過ぎる描写と世代ドンピシャな内容に、ライターMは刺さりすぎて瀕死状態!!!
女子旅ドライブの車中曲が“おジャ魔女カーニバル!!” だったり、6話のサブタイトルで「東京で生きるの、メンタルきつくない?」と謳ったり、様々な角度からアラサー女子を刺激してくるのです。

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29歳、女の人生設計を考える4人の戦士

ドラマを彩るメインキャスト4人を簡単にご紹介。4人それぞれに悩みや葛藤があり、この子には共感できるけど、この子はちょっと…など、人によって観方が変わるのも、本ドラマの見どころ。
同い年の4人はとても仲がよく、誰か落ち込んでいれば励まし、ピンチのときは助け合います。そんなどこかで開催されていそうな女子会を覗けるのも楽しいです。

美山遙(演・さとうほなみ)

美山遙(さとうほなみ)

レス彼氏との結婚と仕事の両立に悩む、バリキャリ女子
またの名を、自分で落とし穴掘って自ら嵌っていく自己破滅型性欲モンスター(笑)とにかく毎話事件を起こしてくれるため、女子会のネタが尽きないのはこの子のおかげかもしれません。

三浦恭子(演・山崎紘菜)

三浦恭子(演・山崎紘菜)

子供はほしいけど結婚はしたくない、敏腕女社長
多分4人の中で一番ちゃんとした人。自らも「ちゃんとしなきゃ」という思いが強く、ひとりで抱え込んでしまうことも。恭子は十分立派だよ〜と頭をなでてあげたくなります。

佐倉詩(演・石橋菜津美)

佐倉詩(演・石橋菜津美)

愛する人と結婚したいけどできない、フリーランス女子
一見クールだけど、一番思いやりがあって優しい人。詩みたいな女友達が欲しいし、詩母(演・石野真子)が最高なのでぜひ観てほしい…!

藤沢花音(演・佐藤玲)

藤沢花音(演・佐藤玲)

年収2000万男と結婚して人生逆転したい、婚活女子
仕事は社長秘書で、婚活のため結婚相談所に通い始めるけど生活苦に…というキャラクター。
見た目もゆるふわ系なせいか、一見、夢見る崖っぷり腰掛けOLに見えるのですが、私は一番推しでした。

ということで今回は、佐藤玲さん演じる藤沢花音の魅力を深堀りします。

ポジティブに周りも自分も救う、花音の魅力

秘書として働く花音は、「私はみんなみたいにバリバリ稼げるわけじゃないし、もう結婚に賭けるしかないの」と自虐したり、待受画面がSHOCK EYEさんだったりと、ふわふわしているように見えます。
しかし実際は、誰かや運に縋る必要がないくらいしっかりしていて、魅力あるキャラクター。同じOLとして共感度1000%の花音の魅力をご紹介。
※一部本編の内容に触れています

みんなに気が利く、面倒見の良さ

恭子に優しく寄り添う花音

普段は天真爛漫な花音ですが、友達が悩んでいるときはしっかり話を聞き、寄り添う優しさがあります。
2話では、悩みを抱える恭子に対して、「恭子、辛かったね」「一緒に考えよう」と励ますシーンが印象的でした。合コン帰りに女子二人でストロング缶とチキンを頬張るのもまたイイ!

花音は話を聞く時に、必ず相手をぎゅっと抱きしめるのですが、すごく安心感があるんですよね。友達のために全力になれる頼もしい女性です。

仕事はきっちりこなす

婚活で玉の輿を狙いつつも、現在の仕事を疎かにせず、寧ろしっかりやり遂げます
手土産用のワインを探すため奔走し、会食用のお店情報は常にストック、社長の不倫がバレそうになったら尻拭いまでするという、秘書としてめちゃくちゃ優秀なのです。社長は花音に臨時ボーナスを支給するべきだし、もはや探偵業とか向いてそう…!

ポジティブ変換し常に前を向く

悲しいことがあっても常に前を向く花音

想いを寄せていた男性が会社を追放され、しかも中学生の娘がいるシングルファザー、という衝撃の事実が発覚し、花音は「お金で苦労するのだけは絶対に嫌」と、一度は男性の元を離れます。(こういうちゃんと現実が見えているところも好き)

しかし、自分の理想と恋心、両方を諦めないのが花音です。最終的には「年収高い男を捕まえるより、年収高い男に育てる方が早いよね」と、男性と歩んでいく道を選びます。
現実に悲観せず、ポジティブに変換して適応し、貪欲に幸せを掴みに行く姿が魅力的だし、婚活女子の逞しさをひしひしと感じました。マジですごい。

30までに〇〇しなきゃの呪いを解くために

ドラマのタイトルにもあるように、「30までに〇〇しなきゃ」みたいな漠然とした焦りってありますよね(笑)私も30までに結婚して子供欲しいな〜とかやっぱり思ってしまいますし、同時に呪いだなと感じます。
花音も「女性の20代はブランドです。クソだけど、それが現実」と言っていたのがとても印象的でした。いくらそんなことないよ〜と言われても、年齢や周りを気にせず生きるのってなかなか難しい。

そんな現実の中で、花音含め4人の女性たちは、年齢や環境が変化していく中で、自分がどうしたいか?を大切にしている姿に元気を貰えます。令和の働く女、アベンジャーズに負けないくらい素敵で強いです♡

ドラマは最終回を迎えたばかり!気になった方はぜひチェックしてみて。

Text:@ma7tune
Illustration:@naotte_