ar's Cinema Paradise
スクリーンの中で輝きを放つあの俳優から目が離せない。
今回は、映画『マイスモールランド』にて共演する、嵐 莉菜さん/奥平大兼さんにインタビュー♡
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2004年5月3日生まれ、埼玉県出身。ファッション誌『ViVi』の専属モデル。母親は日本とドイツ、父親はイラン、イラク、ロシアをルーツに持つ。映画初出演である本作では、葛藤する在日クルド人の少女を見事に演じ切る。
2003年9月20日生まれ、東京都出身。2020年、『MOTHER マザー』で俳優デビュー。数多くの映画新人賞を獲得する。その後、ドラマ『恋する母たち』『ネメシス』などに出演。本年、主演ドラマ『早朝始発の殺風景』が放送予定。
「日本人としての居場所を見つけたい気持ちは共感しました」
嵐「この撮影現場に入る前に、日本に住むクルド人のご家族とお会いしました。高校生の女の子と意気投合して楽しくお話しできたのですが、私が演じるサーリャのように不自由な生活を送っている現状も知りました。」
奥平「僕は監督と相談して、あえてクルドの情報を事前に入れないようにしました。サーリャの家族と出会った聡太の新鮮な反応を演じたかったので。」
嵐「日本で育ったけど、見た目で外国人だと判断されるサーリャにとって、聡太は安心できる存在。私も外国にルーツがあり同じような葛藤を抱いていたので、演じていて感情が動かされました。日本人としての居場所を見つけたい気持ちは共感しました。よかったことといえば、街中で変な勧誘に声をかけられた時に、日本語が通じないふりをして逃げられることかな(笑)。」
奥平「聡太はどんな人も分け隔てなく受け入れる男の子。サーリャが気持ちを打ち明けてくれたのは嬉しかったと思います。」
嵐「この映画が初めてのお芝居だったので不安は大きかったけど、奥平さんにいろいろ勉強させてもらいました。撮影前のリラックス法を聞くと、耳を押さえて音を遮断すると教えてもらったのでマネしてみたり。」
奥平「そうだったんだ(笑)。僕も役者デビューが映画作品だったので、当時の自分のように見ていました。実はこの撮影時期、壁にぶつかっていて…。監督とお話ししたり、お芝居していく中で、“何も考えず感じたことを表現する”大切さを思い出しました。莉菜さんは、本番前にめっちゃ明るく話しているのに、カメラが回ると一気にスイッチを入れられる素晴らしい女優さん!」
嵐「ありがとうございます(照)。精一杯サーリャを演じたので、ぜひご覧ください!」
家族とともに幼い頃から日本で育った17歳のクルド人のサーリャ(嵐 莉菜)。埼玉の高校に通いながら大学進学を目指していたある日、難民申請が不認定となり在留資格を失ってしまう。県境を越えることが許されず、大学に行くことも、東京に住む友人の聡太(奥平大兼)に会うことも難しくなった。自分の居場所を探して、アイデンティティに葛藤するサーリャの成長を描く。出演/嵐 莉菜、奥平大兼 他 配給/バンダイナムコアーツ 公開中
Styling:Uchida Rina(嵐さん分)、Ito Shogo(奥平さん分)
Hair Makeup:Tomita Tsukushi(TRON/嵐さん分)、
Asaoka Miki(Nestation/奥平さん分)
Text:Iida Honoka
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