大橋典之さんにインタビュー

華麗なるギャツビーの舞台に、トム・ブキャナン役で登場する大橋典之さんがarwebに初登場!

舞台「おおきく振りかぶって」や朝ドラ「ちむどんどん」など、幅広く俳優業をこなす大橋さん。今回は、6月17日から始まる華麗なるギャツビーの舞台「The Great Gatsby In Tokyo」や俳優業についてインタビューしてきました!

(こちらの記事もチェック!)5月27日公開!映画『20歳のソウル』主演・神尾楓珠「ゼロからのスタートなので本当に難しく…」トロンボーンを2か月間猛特訓?!撮影秘話を語る

華やかさの中に人間の繊細さがあるのが面白いところ

Q. 今回の作品のみどころは?

ギャツビーは作品自体が華やかな世界なんです。そして、今回は三越劇場での舞台なんですが、内装が豪華で、作品とリンクしているのが魅力です。

そんな壮大な中で繰り広げられる人間の儚さという明暗の対比が、舞台の見どころだと思っています。

僕が演じるトム・ブキャナンは主人公のギャツビーと対峙した存在。2人が派手に言い争うシーンがあるんですけど、そこも結構衝撃なのでぜひ見てほしいですね。

Q. トムに共感できるところはありますか?

僕、普段演じる役には、大体共感できるところを感じているんですけど、トムには全然共感できないんですよ

トムは優しさを持ってはいるんですけど、そこが顕著に出ないタイプ。そして自由奔放で傲慢なところもあるので、演じる時は自分の優しさや弱さが出ないように気を付けています。

トムは、体育会系のノリや強さみたいな。語彙力なく今の言葉を使って言えば、陽キャはみたいなところがあるけれど、自分ではそういうのはあまりないので難しいです(笑)。

でも、舞台では自分の役どころが周りをかきみだすので、 お芝居の中では皆を強く引っ張っていけたらなと思っています。

Q. 演じる時に意識していることは?

いつも、役を演じる時は役柄のバックボーンを意識するようにしているんです

この人がセリフを言うってことは、その背景があってこそ。
その役がこの人柄であるのも、今まで歩んできたものや作り上げてきたものがあるから。

だから、自分なりにノートに経歴を調べて書いたり、足りないところは想像したり…。そこを緻密に作り上げることは毎回絶対にしますし、すごく楽しみなんです

今回の作品は原作がちゃんとあるので、そこから逸脱しないようにしつつ自分なりに考えている部分もあります。

周りと比べて諦めそうになったこともある。でも人生やったもん勝ち!

Q. 俳優としてやりがいを感じるのはどんな時?

就活のタイミングで、俳優の道に進んで本当に良かったのかなって悩んだ時期があったんです。

ちょうどその頃ポールマッカートニーの東京公演があって、それに行ったんですよ。そしたら、とんでもなく感銘を受けてしまって。その時、俳優の道に選んで良かったって心から思えました。

彼は音楽で、自分は俳優業で、ジャンルも規模も全く違かったけど、自分も何かを表現できる立場にいるんだと。

だから、自分がそうだったように、僕の作品で誰かに影響を与えられたら、それはもう最高のやりがいです

Q. 夢を追いかける上で大変なことはありますか?

僕は、普通の四年制大学出身なので、周りの友達は就職してステップアップして…、着実に歩みを進めているのに、自分は…。と思って落ち込むこともあります。

でも、俳優辞めたいかって聞かれたら絶対に辞めたくはないんです。だって、僕は表現がしたいから。俳優という職業を通じて、誰かに影響を与えるものを作りあげたいんです。

そして、一度きりの人生だから、色んなことをしようと思って。最近で言えば、YouTubeも始めたりね。

進む道に迷った時期もあったし、今も悩むことはあるけれど、一回踏み込んじゃえば、意外となんてことないんですよ。

「2022年の東京」に生きるar読者にぜひ見てほしい

arの読者に舞台について一言ください!

グレイトギャツビーはアメリカ文学が原作です。内容は少し暗かったりするところがあるけど、華やかさの中に人間の繊細さがある物語になっています。

原作は19世紀のお話なんですが、今回の舞台は「2022年の東京」に落とし込んで作られているので、皆の「今」に通じるものがたくさんあると思います。とにかく人間の気合いみたいなものが表現されているんです。

毎日大変なこともあるけれど、舞台を見て感情を動かして、ぜひ毎日の活力にしてもらえたらなと思います。

「この透明感を手に入れたい…」憧れのつるんと毛穴レス肌に♡111万本販売突破した【韓コス名品】が優秀すぎる