出戻り!マッチングアプリ飯

昔はネガティブなイメージも多かった「マッチングアプリ」ですが、最近では、「私たち、アプリ婚です♡」という声もよく聞くようになりました。

そして何を隠そう、私ライターNも、このマッチングアプリで過去に恋人を作った張本人です!
しかし、ラブラブハッピーな日々も今は遠い昔の話となり、気が付けば28歳、春。
「このままではあっという間に『29歳、春(独身)』になってしまう!」ということで、この度、マッチングアプリに出戻りました!

マッチングアプリの世界には様々な男性が存在し、その男性の数ほどドラマがあります。
どうかこのドラマの最終話が感動のフィナーレとなることを心から願って、実際に私が体験したガチデートの数々をご紹介します。

前回>>>あわや不倫の大惨事!?

大人男子と六本木ディナーデート♡

今回のデート相手は3つ年上のJさん。
お仕事は会社役員の秘書をしているということで、メッセージの返信もほぼ深夜帯に送られてくることがほとんど。
それでもマメに返信をくれるその対応が好印象で、初回デートは仕事終わりに、Jさん指定の六本木のとある小料理屋でディナーデートをすることになりました。

誠実な秘書男子かと思いきや…

待ち合わせ場所にやってきたJさんは、細身の体型に優しそうだけどどこか鋭い目つきをした、今まで出会ってきた男性とは少し空気感の違う方でした。

「お店の予約はしているんで。うなぎと生クリーム以外は食べられてアレルギーもないんだよね?」と、最終確認をしてきてくれる辺りも、普段の仕事の出来っぷりが伺えてとても好印象でした。

予約をしてくれたお店は六本木の裏路地にある、いかにも接待などで使用されそうな高そうなお店。Jさんは慣れた様子で店内奥の個室へと案内してくれました。
普段なかなか訪れないようなお店の雰囲気に、「さすがは秘書さん…よくお店をご存知なんだな」と感心しながら乾杯。その後しばらくは趣味の話などを満遍なくし、少しお酒も回ってきた段階で、Jさんが秘書として担当している役員の話に。

どうやらJさんが担当されている方はかなりの有名人のようで、名前こそ聞くことはできませんでしたが、このお店も他の人や記者に見つかることなくゆっくりと過ごすために重宝しているお店とのことでした。
「そんなにすごい方なんですか~」と盛り上がっていると、そこからはJさんの「担当役員がどれほどすごい方なのか自慢」が始まりました。

担当している役員がすごい自慢ってなに…?と心の底から思いましたが、仕事を頑張っている男性が仕事自慢をするのは今までマッチングアプリで出会ってきた方々にも多かったので特に気にせず、美味しいご飯を食べながら過ごしていました。

まさかのパパ活男子…!

コース料理も後半にさしかかってきたころで、Jさんからおもむろに「Nさんって彼氏はいるの?」という質問が。マッチングアプリを使っている方はフリーという認識でいた私としてはやや面喰いながらも、「もちろんいません」と回答。
するとJさんは驚いた様子で「え?いないの?じゃあこのアプリは恋人がほしくてやっているの?」と立て続けに想像のななめ上をいく質問を返してきました。
「もちろんです。Jさんは違うんですか?」と返すと、なんとJさんからは驚きの発言が。

「え、違うよ。だって僕結婚しているし…。僕はてっきり『パパ活』目的かと思った」と。
そう、Jさんはマッチングアプリを使って、パパ活を行っていたのです。
先ほどまでは接待で利用しているんだとばかり思っていたお店も、実はパパ活御用達のお店だったのです。(仕事で使っているって言ったくせに!)
これまでパパ活以外でもワンナイト目的で多くの女性たちとデートをしてきたようで、今日も初めからそれ目的だったとのこと。

正直そこまで年齢も変わらない男性がパパ活男子であることに衝撃を受けていたのですが、聞いてみると最近では30代前半の男性があえてパパ活男子となり、女性とお付き合いするケースが増えているとのことでした。
当然独身だと思っていたと非難すると、「いや、でも僕子供の写真載せてたよね?」と反撃を受けました…。(そんなの甥っ子か姪っ子の写真って相場は決まってるじゃん…)

その後も「そんなことより最近欲しいものないの? Nさん若くはないけどさっぱりしているし、5万円以内なら買ってあげるからまた会おうよ」と、どストレートに失礼な理由でパパ活を提案されましたが、「若くないんでパパ活はないし、妻子持ちに興味ないです」とこちらもストレートにお断りしました。
今思えば返信が深夜だったのも、やけにお店選びが小慣れていたのも、すべてはこれが理由だったようです。

ライターNのアプリ飯は(残念ながら)まだまだ続きそうです。

Illustration:室木おすし(@susics2011)
Text:Tanaka Nanami

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