JO1・大平祥生×梶 裕貴
JO1の11人が胸に秘めた「夢」を叶える連載、"JO1meets…"。ar7月号では、JO1・大平祥生さんと人気声優・梶 裕貴さんが夢のコラボ♡
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JO1・大平祥生
JO1が男性初のブランドアンバサダーを務める「イヴ・サン・ローラン・ボーテ」。6/16から「オールアワーズ リキッド」の世界観にインスパイアされたオリジナルソング『ALL HOURS』が配信中!JO1初の全英語詞の楽曲となっている。この楽曲を使用したCMも公開。
梶 裕貴
『進撃の巨人』エレン・イェーガー役、『僕のヒーローアカデミア』轟 焦凍役、『からかい上手の高木さん』西片役など、話題作のキャラクターを数多く演じる。史上初2年連続で声優アワード主演男優賞を受賞。
苦い経験、悔しい思いが気持ちを奮い立たせる
大平 僕たちJO1はデビュー3年目なのですが、梶さんの3年目はどうでしたか?
梶 僕の3年目は「バイトばかりの日々から一歩抜け出せた」という時期。オーディションに落ち続けた数年間、ようやく新作アニメ主役の最終候補にまで残ることができて。2人のうちの1人、どちらかが合格するという極限の状況でした(笑)。初めての大チャンスに「ついに夢が叶うかも!」と期待しながら連絡を待っていました。ちょうど年末にさしかかるタイミングだったので、「今年はもう連絡はこないかな。来年までのお楽しみだな」なんて思った矢先…不合格を知らせる留守電が入っていて。あれは、本当に本当に悔しかったですね。どん底でした。「今のままではダメだ。これはもう、自分の根本からガラッと何かを変えなければ」と思い、吸いもしない煙草を吸ってみたり、似合わないモヒカンにしてみたりもしましたね(笑)。
そのおかげか風向きが一気に変わって…というわけでは決してないと思いますが(笑)、なんと、その直後に受けたオーディションに合格することができて! 自分にとって初主演、初レギュラー。半年間、毎週収録現場に行けるという事実だけで幸せで、とにかく嬉しかったことを覚えています。
大平 わかります! 僕はJO1になる前に別の事務所の練習生だったのですが、契約が終わってスケジュールがなくなってしまったことがあって。でも「ここで負けるか!」という思いから、JO1のオーディションを受けました。あの時の悔しさがあるから、今はもっとよくしていこう!と頑張りたいと思うんです。
梶 やりたかったことであればあるほど、なくなった時のショックは大きいよね。でも「喉から手が出るほど仕事がほしい!」という経験をしていたからこそ、どんなに忙しい日が続いても、「仕事嫌だな」なんて気持ちにはならないんです。ありがたい、としか思えなくて。
大平 梶さんは声優界を牽引しているトップの方なのに、常に謙虚で向上心にあふれていて、ますます尊敬します!
忙しい時ほど心の中でファイティングポーズ
大平 オフの日は何をしていますか? 僕はメンバーと一緒にゲームをしたり、アニメ鑑賞会をしています。あと、キャンプやアウトドアサウナとかもやってみたいと思っています。
梶 日中一緒にいて、仕事終わりもメンバーと遊ぶなんて、本当に仲がいいんだね。家族みたいで楽しそう! 僕もゲームは大好きだし、時間があれば旅行にも行くかな。
大平 梶さんがYouTubeでゲーム実況を配信されていたのを見ました!
梶 本当によく見てくれているんだね(笑)。ありがとう! あと、遊んだり休んだりもするけど…僕は基本的に、オフの日でもだいたいは仕事のことを考えていますね。もう趣味が仕事みたいなものなんです(笑)。
大平 喉や身体は休ませなくて大丈夫ですか?
梶 かえって休むことで感覚が鈍ってしまうのが嫌なんだよね。喉もそうじゃない? 変に間が空くと、声帯が寝てしまってうまく声が出せない、みたいな。なので忙しい時ほど、なるべく仕事の間隔が空かないようにスケジュールを組んで、常にファイティングポーズをとった状態をキープしていますね。そして、ひと通り仕事を終えた後に、一気に力を抜いてリラックスします。大平くんは、ライブの時なんかはどうやって過ごしているの?
大平 僕も休むことで声が出づらくなってしまうので、ライブ期間中は、休憩中もなるべくメンバーと話したり、軽く歌ったりしていることが多いです。
梶 職種は違っても、やっぱり似たところがあるんだね。それにしても、僕らが20代の頃は「アニメ=オタク文化」みたいに思われがちで、さらに言えば「オタク」という言葉もネガティブな印象だったように感じるのですが、今では「オタク=趣味の知識が深い人」というイメージに大きく変化していますよね。
大平くんのような若い世代のアーティストの方が「オフの日にアニメを見ています」と言ってくれるような時代がくるなんて…すごく感慨深いです。価値観の変化を感じますし、アニメという芸術が、より当たり前で身近な存在になってくれたんだなという事実が、とてもとても嬉しいです。
仕事に対する姿勢がかっこいい♡
Photo:Kusumoto Takaki(willcreative)
Styling:Kasahara Yuri(Ohira)、SUG(I Kaji)
Hair Makeup:Komoto Akane(Ohira)、Odagiri Ai(emu/Kaji)
Text:Okamoto Hana
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