出戻り!マッチングアプリ飯
昔はネガティブなイメージも多かった「マッチングアプリ」ですが、最近では、「私たち、アプリ婚です♡」という声もよく聞くようになりました。
そして何を隠そう、私ライターNも、このマッチングアプリで過去に恋人を作った張本人です!
しかし、ラブラブハッピーな日々も今は遠い昔の話となり、気が付けば28歳、春。
「このままではあっという間に『29歳、春(独身)』になってしまう!」ということで、この度、マッチングアプリに出戻りました!
マッチングアプリの世界には様々な男性が存在し、その男性の数ほどドラマがあります。
どうかこのドラマの最終話が感動のフィナーレとなることを心から願って、実際に私が体験したガチデートの数々をご紹介します。
もしかして、サクラ…?
今回マッチングしたのは、5つ年上のSさん。お仕事はなんと現役のパイロットとのことで、アプリに載せている写真も高級外車や高そうなレストランでの食事風景、ワインや海外での写真など、見るからに「ハイスペック」な男性。
見ているだけで目がチカチカしてきそうなキラキラなプロフィールに圧倒されながらも「とりあえず…」と正直軽い気持ちで「いいね」を送ったところ、なんとまさかのマッチング!!
そもそもこんなにすごい経歴を持った方がマッチングアプリに登録していることも不思議だったのですが、さらに「いいね」が返ってきたことで私の中では、「もしかしてこれが噂に聞くサクラってやつなのか…?」と疑念が湧いていました。
本物のハイスぺキラキラ男子キター!
メッセージでのやりとりが開始したものの、「普段全く接点のないタイプの男性×湧き上がるサクラの疑念」で、なかなか踏み込んだ会話が出来ず、私の中では「多分会うことはないんだろうな」と諦めモードだったのですが、予想外にSさんからは「Nさんとはとても価値観が合う気がしています。ぜひ今度デートに行きましょう」となぜかグイグイのお誘いが。
完全には不安をぬぐえない状態でしたが、物は試しとSさんとカフェデートをすることにしました。
すると実際に目の前に現れたSさんは、サクラでもなんでもなく写真通りの高身長キラキライケメン!!!
真っ白な歯にスラっと長い脚にさわやかな笑顔はまさしく「バチェラー」そのものでした。
デート中も「あれ?私もしかしておめぐだった?」と勘違いしてしまいそうになるようなスマートなエスコートのオンパレードで、解散前にはこちらからサプライズローズを渡してしまいそうな勢いでした。(バチェラー3をぜひ見てみてください)
その後のLINEでもアプリと変わらぬ勢いでグイグイとアプローチをしてくれるSさんに、私の中の不安は完全に払しょくされ、「これは次回あたり本当にバラとかもらえちゃうかもな~w」と浮かれモードに。
そんな中、ともに恋活に励んでいる友人のK子ちゃんとの定期近況報告会が開催され、当然私は現在進行中のSさんとの恋バナを意気揚々と報告しました。
アプリに登録されていた写真を見せながらデートでの素敵エピソードについて語っていると、K子ちゃんから思いもよらぬ発言が。「え、その人私もマッチングしたよ」
なんとSさんはK子ちゃんにもアプリ上で「いいね」を送っており、2人はすでにマッチングしていたのです。(なんなら私は自ら「いいね」を送っている)
ただ、同時に複数の方にアプローチをしてマッチングをするのは、アプリの性質上よくある話なので、まさかこんな近いところで被るとは…と思いつつ仕方ないかなと割り切っていました。
しかしながらK子ちゃんの話をよーく聞いていると、LINEで送られてくるメッセージの内容はもちろん、1回目のデートで訪れたカフェや当日着ていた服装、さらにはカフェで私に対してかけてくれたアプローチの言葉まで、K子ちゃんに送っていたものとほぼ同じだったのです。
マッチングしたタイミングとしてはどうやらK子ちゃんの方が先だったようで、「多分この次のLINE、こういう感じの内容が送られてくるよ」と予言をされた2日後に送られてきた内容は、まさに予言されたものとほぼ同じでした…。
同時進行は仕方ないにせよ、ここまで同じ内容だとさすがに「こなされている」感がぬぐえず、2人とも一気にテンションダウン。
もうお互いSさんからは身を引こうということになり、そのままK子ちゃんと同時にLINEをブロックしました。
世の男性の皆様、同時にアプローチするのは構いませんが、どこでつながっているか分からないので多少はオリジナリティを出してください…。
ライターNのアプリ飯は(残念ながら)まだまだ続きそうです。
Text:Tanaka Nanami
【バッグの中身】憧れ女子が「仕事用」「デート用」でいつも持ち歩いているアイテムって?