『六本木クラス』第8話を徹底考察!
日韓共同プロジェクトで実現! 『梨泰院クラス』のジャパンオリジナル版『六本木クラス』の主演は、竹内涼真さん。絶望の淵に立たされた青年・宮部新が、仲間とともに巨大企業に立ち向かっていく姿を描いていきます。ハラハラする下克上を主軸に、キュンとするラブ要素、さらには青春群像劇のエモさまで兼ね揃えた『六本木クラス』。気になる8話を考察します。
(第7話の考察はコチラ)「こんなの初めて!」女は弱い…葵(平手友梨奈)が新(竹内涼真)に惚れた理由を考察! 一方で本命街道を突き進む優香(新木優子)がこのまま独走…!?
新が葵を抱きしめたのは、従業員としてではないのかもしれない
葵(平手友梨奈)の健気さが爆発した第8話。新(竹内涼真)のために、龍河(早乙女太一)に近づき、12年前のひき逃げ事件の真相を吐かせてしまうのだから、すごい! 「社長に手を出す人間は、すべて叩き潰す」と誓い、どんな危険なことにも果敢に挑んでいく葵。自分の身を捧げてでも…って思えるって、まさに愛じゃないですか? それなのに、新の心のなかには優香がいる。
あぁ、恋って苦しい…。葵がこんなに愛していても、自分の身を守るのが第一な優香が選ばれてしまうんですもん。想った分だけ、相手も想ってくれるわけじゃない。そんなことは分かっていても、健気に新を愛する葵を見ていると、切なくなります。
ただ、第8話には、新が葵をギュッと抱き寄せる場面がありました。龍河からどれだけ殴られても、事件の真相が入った録音データを守り続けた葵。彼女の傷を見た新は、初めて“愛されている”と実感したのではないでしょうか。
これまでも、葵は新への愛を伝え続けてきました。でも、あまりにも好き好きアピールをしてしまっているから、本気なの? と思われていた節もあったと思うんです。でも、この傷が何よりの証拠になってくれた。新が葵を抱きしめたのは、従業員としてではなく、ひとりの女の子として向き合った結果のように思いました。真面目な新は、自分に好意があると分かっている人に対して、思わせぶりな態度は取らないと思います。
圧倒的なヒールなのに、どこか抜けている龍河
それにしても、龍河って単純すぎやしませんか? ヒールキャラのはずなのに、ちょっとおだてられたら、自分の不利益になることもペラペラ喋っちゃったりする。正義よりも成功を大事にする茂(香川照之)に育てられたから、曲がってしまっただけで、ちょっと違う人生を歩んでいたら、優しい子になっていたのかもしれないな…なんて虚しくなります。
茂が明らかにおかしいことを言っていても、すべて飲み込んできた龍河。素直だからこそ、接する人の影響を受けてしまうのかもしれません。まぁ、だからと言って、彼が新にしてきた数々の悪事は、許されることではありませんが…。
IQ162の葵の頭脳を上回る策士・茂、凄すぎて怖い…
葵の録音データのおかげで、新の復讐計画を実行するタイミングが訪れました。龍河がひき逃げの犯人であると世間に知られると、たちまち長屋ホールディングスの株価は大暴落。新は、桐野(矢本悠馬)と京子(稲森いずみ)を呼び出し、茂の解任決議案を出すチャンスだと伝えました。
しかし、茂が龍河を切り捨てるのならば、この作戦は実行することができません。なぜなら、息子よりも会社を守ったということになると、茂の評価は落ちないから。綿密に探りを入れ、茂が会社よりも龍河を守る方向で進んでいることを確信したタイミングで、新たちは動き出します。
明らかに邪魔者なはずなのに、「自分のことだけ考えろ。私は、大丈夫だ」と龍河に語りかけた茂。えっ、もしかして茂っていい奴だったの…? と、つい騙されてしまいました。だって、今までに見たことないような優しい顔で、警察の事情聴取に行く龍河を優しく抱き寄せたんですもん。無慈悲な男のように思っていたけれど、彼も人の親。息子のために、必死で会社を守ってきたのだ…と。新も葵も、優香さえもそう信じていました。
しかし、茂はそんな人の心を持った人間ではなかった。ひき逃げの事実を世間に公表して、事件を隠蔽したことの罪も龍河に被せたのです。さすがに、頭良すぎんか? 「やられた、タヌキ親父」と睨みつける京子の気持ち、めちゃくちゃ分かります。
もし現実に二代目みやべがあったら少しでも売上に貢献したい…!
どれだけ新が頭を使って挑んでも、茂には敵わない。IQ162の秀才・葵と味方についていても、負けてしまうなんて…。あまりにも悔しすぎるから、はやく二代目みやべの売上をアップして、長屋を負かしてくれ! もし、現実に二代目みやべがあったら、毎日のように通いまくるのになぁ…。
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