セックス中や終わった後に膣口付近が痛む…

セックス中や終わった後に女性器が痛むことを「性交痛」といいます。「性交痛」といっても痛みの種類はさまざまですが、痛む場所でザックリと分けると腟口周辺と奥の方に分かれます。

今回は、セックス中や終わった後に腟口周辺がヒリヒリする原因と解消方法を紹介します。

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性交痛の5つの原因と解消方法

①乾燥している

腟の潤いが不足して男性器との摩擦が大きくなると、粘膜が傷ついてヒリヒリと痛むことがあります。乾燥する原因は、性的興奮が高まっていないことや体質、妊娠・出産・更年期などによるホルモンバランスの変化とさまざまです。

緊張やその日の体調によって一時的に濡れにくくなることもあり、乾燥によるヒリヒリした痛みは誰にでも起こる可能性があります。

乾燥による痛みを解消するためには、前戯の時間をしっかり取って腟内や入り口周辺まで潤うのを待ちましょう。それでも潤いがじゅうぶんでなければ、潤滑剤を使う必要があります。挿入を開始する前に男性側と女性側の両方にたっぷりと潤滑剤をまぶし、途中で乾きを感じる度に潤滑剤を追加します。

日常的な乾燥ケアとしてデリケートゾーンの保湿をしておくのも予防になります。

②男性のサイズが大きい

男性のサイズが大きいと、入り口が強く押し広げられることになりヒリヒリと痛むことがあります。

この場合、解消方法は保湿とストレッチです。体液や潤滑剤でたっぷり潤った状態で、指を使って優しく広げるようにマッサージします。前戯としてパートナーにやってもらうこともできますし、セルフプレジャーの際にストレッチを意識してみるのもおすすめです。

また、体位の工夫によって軽減することもできます。脚を閉じ気味にすると入り口が狭くなるので避けて。リラックスして大きく脚を開くのがコツです。

③角度が合っていない

入り口が部分的に擦れて痛い場合、挿入角度が合っていないのかもしれません。腟口の位置は人によって数センチ違っているため、挿入のしかたによって特定の部分に強い負荷がかかってしまうことがあります。

部分的に負荷のかかる体位を避ければ解消できることがほとんど。特に正常位で男性が上半身を起こす体位でヒリヒリ痛む女性が多く、要注意です。

④アレルギー

実は、コンドームの素材にアレルギー反応が出てヒリヒリ痛んだり赤くなったりすることがあるんです。

一般的なコンドームはラテックス製なのですが、このラテックスにアレルギー反応が出てしまう人は、ポリウレタン製やイソプレンラバー製のコンドームを使う必要があります。

ドラッグストアやコンビニでも手に入るので、パッケージの裏面を確認してから購入してください。

⑤性感染症など

性感染症によって腟内や腟口周辺に炎症が起こり、セックスの摩擦で傷つきやすくなることからヒリヒリと痛むこともあります。

性感染症は遊んでいるかどうかに関わらず、性的接触の経験がある人は誰にでも感染の可能性があります。婦人科を受診して検査を受けましょう。

また、腟の常在菌のバランスが崩れたことにより、炎症を起こしてセックス時に痛むこともあります。こちらも婦人科の受診が必要です。

まとめ

原因が何であれ、痛みがあることはパートナーに必ず伝えましょう。ふたりで一緒に解決方法を考えて試していけば、ベッドでのコミュニケーション能力も上り、レス予防にもなります。

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