おタク男子が世のおフェロ女子に物申す!
読者の乙女なお悩みに、バンドマンでおタク男子の彼が思いもよらない変化球で答えます。
恋も仕事もおしゃれも夢も。人生に迷ったらあの人に相談してみよう!
答えてくれるのは、ロックバンド・オワリカラのタカハシヒョウリさん。
↑音楽家時のタカハシさん (c)勝永裕介
↑特撮おタク時のタカハシさん
今回は、とってもデリケートな心の問題を考察。
嫌なとこ言えなくて…
彼に嫌なところを嫌と言えません。我慢していても限界がきて別れを選択してしまうことが続いています。上手に伝える方法はありますか? (takaさん・28歳)
ー別れを切り出したら”何で言ってくれなかったの? 言ってくれたら俺、直すのに“って言われるパターンですね。
「NOと言えない日本人ね。でもNOと言えないから戦争になるんですよ」
ーいきなり…どういう意味です?
「考えること、意見することを放棄した人が集まると、間違った意見がまかり通るんですよ! takaさんの考え方は、そういう理不尽が通っちゃう危険性を含んでる、、、僕は理不尽がいちばん嫌いなんだ!」
ーな、なるほど。そしたらどうしたら治りますかね。
「まず、なんで言えないんだろうね? そこから考えよう」
ー言って嫌われたくないっていう人と、言ったところで直ると思ってない人といそうですが…。
「なるほど。それって、カップル同士で対等だっていう気持ちは持ってないってことだな!」
ー対等?
「言ったら嫌われちゃうかもと思うのは自分を下に見てるかもしれないし、彼に言っても分かんねーだろうなっていうのは自分のほうが上だと思ってる。気持ち的に相手と自分を対等なところに持っていけてないっていうことかもしれないですね」
ーなるほど。でも対等に思えてない時点で、いずれは別れる運命ってことなんでしょうか?
「いや、別に、価値観が合わなくて別れを繰り返すのが悪いとは思わない。そういう生き方もあると思うし、いつか対等に思えて”嫌”って言える相手が見つかるかもしれないし、嫌だと思うところがない奇跡が起きるかもしれないし…」
ーたしかに。
「でもそうすると、なおさら言わないことがもったいなくなるね。言ったらお互いの価値観が近づいたかもしれないのに、そのチャンスを逃してる可能性あるから」
ーそうですね。簡単に直るか直らないかも、言ってみないと分からないですからね。
「そう。だから限界が来る前に言ってみる努力はしてみてもいいんじゃないでしょうか。何なら、もうどうせ別れそうだからダメ元でっていうのでもいいよ。言うのはタダ!」
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