「佐々木蔵之介さんも(高橋)恭平も、役者として尊敬します」

宮世琉弥(みやせ・りゅうび) 撮影/楠本隆貴

―人気コミックのドラマ化で話題を呼んだ『マイホームヒーロー』。宮世さんは今回の映画版から登場される新キャラクターですが、役が決まった際のお気持ちは?

「アクションシーンはもちろん、出演者の皆さん身体を張るシーンが多い作品なので、大変そうだなと思いました。すごい世界観の中に途中から入って、原作とオリジナルを混ぜたキャラクターを演じるということにプレッシャーも感じていたんですが、大沢くんは演じる人によって全く違うキャラクターになる印象だったので、僕が演じるからこそ表現できる部分を工夫して、大沢くんをきちんと演じ切りたいなと思い撮影に入りました」(宮世さん、以下同)

―主演・佐々木蔵之介さんとの印象的だったエピソードはありますか?

「大沢は、とある武器を使う役どころなんですが、それが出てくるシーンの前に、佐々木さん演じる哲雄と、僕の部屋で準備をするシーンがあって、長めのセリフをずっと喋るんですが、いろいろなモノや秘密が溢れている部屋の中だったので、どれを手にしたら良いか分からず、最初は何も持たずにお芝居をしていたんです。そうしたら、佐々木さんが”せっかくだし、ここで何かをいじって作業していた方が印象に残るんじゃない?”と言ってくださって、確かに!と納得したんです。ここの部屋で手に持つことで、後に出てくるその武器のシーンがより際立つし、完成した映像を観たときにもそれを本当に感じて。演じているシーンだけでなく、全体の視野を広く見据えて、この後に繋がるようなアドバイスをくださったのは本当に経験の差だなと思いましたし、尊敬の念を覚えました。僕も、次のシーンにどう生かせるかという引き出しを持って今後お芝居をしていきたいです

宮世琉弥(みやせ・りゅうび) 撮影/楠本隆貴

―共演の高橋恭平(なにわ男子)さんとはプライベートで仲が良いと伺いましたが、今回ご出演されることでお話はされましたか?

映画の出演が決まったときは二人で盛り上がりました。もともと恭平がドラマ『マイホームヒーロー』に出演することが決まったとき、僕に連絡が来たんですよ。”アウトローな作品に出させていただくから、何かアドバイスちょうだい”って。でも、僕なんかが伝えられるほどのレベルじゃないし、“絶対にもっと聞くべき役者さんいるでしょ!”と思って、話をスルーしちゃったんです(笑)。実際、作品を観たときに尊敬するほどお芝居が素敵だったから、ちゃんと現場で吸収されていたからすごいなと思いました。変なアドバイスを言わなくてよかったです(笑)」

―ドラマから7年後が描かれている今作ですが、宮世さんご自身は、今から7年後どんな生活がしたいですか?

「ありがたいことに色々なお仕事に触れさせていただいているので、今までお世話になった監督の方たちと一緒に、また一から新しい作品を作っていたいです。そして、もっと多くの人に感動を与えられる役者になっていられたらいいなと思います」

―最後に、宮世さんにとっての“ホーム”を教えてください!

僕の地元・宮城です。家の外を見れば田んぼだらけで、ぼーっとしているだけで落ち着く場所なんです。何もない静かな田舎ですけど、そこが良いというか、ホームだなって感じます。多くの人に僕のホームに来て、自然を感じたり、しっかり地元を見てもらいたいなと思うし、これからも宮城の居心地の良さを広めていきたいです」

宮世琉弥(みやせ・りゅうび) 撮影/楠本隆貴
Photo:Takaki Kusumoto
Hair makeup:Akari Isono
Styling:Takashi Tokunaga(SOT)
Composition & Text:Natsumi Takahashi(Spacy72・TEAM TAKAHASHI)

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