これは中イキ?それとも外イキ?

これまでに女性の性に関する記事を600本以上書いてきました。その中でも多くの女性から反響をいただいたのが「中イキ」について。中イキするためのコツや練習方法については、たくさんの質問をいただきました。

特によく聞かれる質問で最近も相談を受けたのが「中に挿入した状態で外側を刺激してオーガズムに達した場合、これは『外イキ』ですか?それとも『中イキ』ですか?」というもの。

中(腟)に何かを挿入した状態で外(クリトリス)を刺激していた場合、外と中、どちらでイッたことになるのでしょう?という、“とんち”のような質問です。

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オーガズムを完全に見分けることはできる?

結論から言うと、「外イキ」と「中イキ」を明確に分けることはできません。

一般的に「外イキ」はクリトリスへの刺激だけで達すること、「中イキ」はクリトリスに触れることなく腟だけの刺激で達することだという認識されているようですが、そもそも、「腟“だけ”を刺激する」ということが不可能なんです。

というのも、「クリトリス」と呼ばれているあの小さな突起は氷山の一角であり、その大部分は体の中に埋まっています。そして、体の中で左右に枝分かれしたクリトリスの本体は、腟をまたぐ形で存在しています。

そのため、腟“だけ”を刺激しているつもりのピストン運動でも、体の中に埋まったクリトリスを同時に刺激していることになります。

反対に、外”だけ”を刺激しているつもりでも、反射的に腟を締めることで快楽を得る癖を持つ人もいます。それでオーガズムに達しても100%「外イキ」とは言えないですよね。

長年そんなことを考えてきた結果、「外イキ」「中イキ」にこだわりを持つ必要がないように感じるようになりました。

どんなオーガズムでも価値は変わらない!

多くの女性が中イキにこだわりをもつのは、外イキよりも中イキの方が価値が快感が強く、価値が高いと感じるからなのかもしれません。

しかし、どんな刺激によるオーガズムであろうと価値は変わりません。あるのは個人差のみ。どんな刺激に反応しやすいのか、どこへの刺激でイキやすいのかは人それぞれです。他の人と比べず、自分が心地よくなれる方法を見つけるのが幸せな性生活を送るコツではないでしょうか。

それでもやっぱり中イキにこだわりたい!というのも性的好奇心の強さであり、ひとつの個性です。自分自身の体を開拓していくのも楽しいものです。あまりこだわりすぎず、悩まない程度に楽しむのもいいと思います。

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