ウーマナイザー10周年イベントレポート

8月22日、ラジオ番組FM FUJI「バイエルンから愛を込めて~わたしたちの眠れない夜に~」の公開収録が行われました。

番組DJのIMALUさん、北原みのりさんがスタジオを飛び出し、表参道のセレクトショップIZA Tokyoで対談。IZAオーナーバイヤー田中タキさんを迎え、「女たちのプレジャーを巡る10年」をテーマに性の話や女性特有の問題について意見が交わされました。

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この10年で女性のプレジャーはどう変わった?

ウーマナイザーは2014年にドイツで生まれたプレジャーグッズ。クリトリスを吸引して震わせる新しい刺激で世界中の女性から愛されています。ウーマナイザー誕生からの10年で、女性のプレジャーはどう変わったのでしょうか。

「ウーマナイザー誕生の前後でずいぶん流れが変わった」と北原さん。これまで「大人のおもちゃ」と呼ばれていたものは挿入するタイプやサイズの大きいものなど、男性目線で作られたアイテムが主流だったのが、女性の好みに合わせたもの、解剖学に基づいて女性が安全に使えるものが主流になってきています。

タキさんによると、フェムテック/フェムケア商品も取り扱っているIZA Tokyoでは、デリケートゾーンのケア商品や月経グッズの話から、ウーマナイザーなどのセルフプレジャーグッズに興味を持つ人も多いとか。

IMALUさんも若い世代がセルフプレジャーについてオープンに話せるようになってきたと感じているそうです。セルフプレジャーも健康法のひとつ。安眠やストレス解消になるという点ももっと知られてほしいですね。

月経・更年期について

月経や更年期についても意見が交わされました。IMALUさんはポッドキャスト番組「ハダカベヤ」で月経や性について配信し始めたことで、周りの女性たちも同じように悩みを抱えていると気付いたそう。IMALUさん自身がフェムテック製品で生理が楽になった話も共有されました。

タキさんの「生理痛は病気じゃないからと長い間我慢させられてきたけど、フェムテックで痛みや辛さを快適にする権利がある。我慢しなくていいんだよ」という言葉に、記者席の私たちも皆頷いていました。

月経や更年期などの女性特有の健康問題はまだまだタブー視されていて、知識を得る機会が限られています。フェムテックやフェムケアの発展を通じて女性が自分の体と向き合う機会が増え、快適な生活を送るためのサポートがさらに広がっていくことが期待されています。

これからの10年

「次の10年はどうする?」との質問に、社会から押し付けられる「女性らしさ」と戦ってきたIMALUさんは「これまでの10年で変わってきたことを次の10年でもっと変えられるように戦っていきたい」と決意を表明しました。

北原さんの夢は、かっこいいおばあさんになること。「おばさんが幸せじゃない社会はよくない。みんなここに向かってくるんだから。おばさんになるのは幸せなものだと信じられるように頑張りたい」こんな風に言ってくれる先輩がいるのって心強いですよね。私たちもそれに続きたいものです。

タキさんは「これからの10年が私にとってのラストスパート。フェムテックを上手に取り入れながら歳をとって、集大成の10年にしたい」とのこと。ブライダルに乳がんの啓発にとファッション以外でも活躍するタキさんの今後の活躍が楽しみです。

今回収録された対談は、FM FUJI「バイエルンから愛をこめて~わたしたちの眠れない夜に~」で9月8・15・22日に公開されます!