一ノ瀬美空連載『みくのきもち』
乃木坂46の活動でパフォーマンスを披露する以外、人生でこれといったスポーツをしたことのないミクだけど…。2024年はオリンピックイヤーということもあり、"スポーツの秋"がすぐそこまで迫ってきているので、今月はミクなりにスポーツと向き合ってもらいました。
「運動神経には自信がないです…」と呟きながらも、バドミントンのラケットを渡すとはしゃいでいた姿も印象的♥そんなミクのはちゃめちゃキュートな姿を眺めていたら、スポーツが好きとか嫌いとか、普段するとかしないとか関係なく、身体を動かしたくなってくるから不思議。
(こちらの記事もチェック)乃木坂46・一ノ瀬美空「私は笑顔でいる自分に安心するんですが…」arの連載を通じて感じた自分自身の成長を語る♡
私、何を隠そう 陸上部に入っていたことがあるんです
「運動には苦手意識がすごくあって、子供の頃、水泳を習っていた時も「25m泳げた!」って立ち上がったら自分のレーンからなぜか直角に曲がっていて、コースの脇の壁の前に立っていたりとか…トラウマです。
そんな私なのですが、なぜか中学生の時、3か月だけ陸上部に入っていたことがあるんです。入学してすぐの部活動見学の時、小さい頃からピアノを習っていたので吹奏楽部に入るか、卓球が好きだから卓球部もいいな…って思っていたんですけど、幼なじみの女の子が運動全然得意じゃないのに「陸上部に入ろうと思ってるんだよね」って言って。私は一瞬びっくりしたんですけど「じゃあ、ついてこっかな」という流れで、陸上部に入部しました。」
陸上部に入ったはいいものの…
「最初の頃は体力づくりのために毎日とにかく走るんですよ。トラックもだし、校舎の外周とかもあって、「私、もうダメだ…」ってすぐにへこたれてしまって。しばらくしたら、好きな種目を選ぶことになり、その中に唯一陸上なのに走らなくていい種目があったんですよ! 〝ジャベリックスロー〞っていう大きなダーツみたいなものを投げる競技があって、「これだ!」と思い「ジャベリックスロー行きます!」って言って。
でも選んだはいいものの、グラウンドには陸上部以外にもサッカー部とか野球部とかがひしめき合っていて、砂場は砂場で走り幅跳びの方々が大多数。私たちはグラウンドのすごく隅に追いやられるわけですよ。
競技メンバーも校内では私と女性の先輩の2人だけ。練習中にコントロールがうまくいかないと不時着したターボジャブを、サッカーをしているみんなの間を潜って拾いに行かなきゃいけなかったりするのも申し訳なくて、気まずくて「なんかもう私、陸上はダメだな…」って、挫折してしまいました。」
大好きなダンスに出会えて幸せ♡
「私のことを陸上部に誘った友達も同じタイミングで心が折れて(後から聞いたらその子はダイエットしたくて陸上部を選んだみたいです)、そこからはふたり揃って帰宅部に。
一緒に帰って、同じダンス教室に通って、楽しい中学ライフを送りました。ダンスは今の私の糧になって、よかったなって思います♥」
運動が苦手でも一生懸命取り組むみくにきゅん♡
Photo: Kambe Kentaro
Styling:Uchida Rina
Hair Makeup:Yamamoto Saya
Text:Ishibashi Rina