初代バチェロレッテ・福田萌子がみなさんのお悩みに答えます♡

恋愛リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』で、初代バチェロレッテに選ばれた福田萌子さん。配信が始まると、恋愛に対するマインドや男性たちへの心遣いが「素敵すぎる」と一躍話題に!

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子どもは欲しいけど…うまく向き合っていけるのか不安です

vol.106
お悩み
子どもを授かりたい気持ちがありますが、命ある存在を生み出すことに責任を感じてしまいます

萌子さん、こんにちは。私は小さいころ家族で過ごすのが楽しかったので、大人になったら自分も家族を持ちたい、子どもがほしいと何となく思っていました。しかし20代に子どもを産める状況になかったのと、食が細くあまり健康体ではないため、31歳に婚活を始めたときには諦めモードになっていました。うつのような状態を経験したこともあり、人生がすばらしいと心から思えていないのも要因のひとつだと思います。
ただ、仕事であまり活躍できていないのもあり、子育てという新しいキャリアを持ってみたい気持ちも出てきました。また、婚活の末に結婚してくれた配偶者はとてもいい人で、家事育児に積極的なお父さんになるだろうな、とも感じています。それと同時に、命ある存在を生み出すことに対しての責任にうまく向き合っていけるのか不安も大きいです。
萌子さんは、子どもがほしいと考えるようになった背景やきっかけはありますか?昔からずっとそう思っていましたか?ご意見いただければ嬉しいです。

人生が在ること、それ自体がとても美しい

私も相談者さんと同じです。

小さいころ家族で過ごす日々が楽しく、当たり前のように私も自分の家族を築いていくのだと思っていました。ですが20代はお仕事やスポーツに夢中だったり、いろんな国に行き多様性を学び、建築物やアート、世界遺産を見てまわりたいと思っていたので、一人の時間を楽しんでいました。30代になり少しずつ「家族」について現実的に考えるようになりましたが、ご縁がすぐに訪れるわけでもなく、子どもに逢えたのは35歳になってからでした。

今回のお悩み:子どもを授かりたい気持ちがありますが、命ある存在を生み出すことに責任を感じてしまいます/初代バチェロレッテ・福田萌子の選ぶ女の頭のナカ

昔から、漠然といつか子どもがほしいとは思っていましたが、現実的に考え出した30代になってからは「子どもが欲しいというのは私のエゴではないか」と自問自答し、そんな自分のエゴで【命】を生み出しても良いのだろうかとも考えていました。生まれてきた子は本当に幸せなのだろうかとも思っていました。また、生みだした命を私のような自分自身もまだ未熟な人間が、事故や病気から護り、人としての道理から外れないようにしっかりと育てられるのだろうか…という不安も大きかったです。

そして、その不安は今も続いています。

子どもは今2歳です。過去を振り返り、この2年の不安は安心に変わりましたが、3歳、4歳は不安でいっぱいです。そして10年後は、もはや想像が追いつかず具体的な不安を想定できないくらい不安です。

子どもが健康に育つこと以外にも、満足いく生活や教育を与えられるのだろうかと、これからの経済的な部分も不安になりますし、育児ではもちろん大変なこともあり、私は一人で大丈夫なのだろうかと不安になる時もあります。

きっとこうして、皆さんもたくさんの不安を抱えながら【命を育てる】という責任と向き合っているのかな、と思っています。

そしてその不安と同じだけ、毎日の幸せと感じています。子どもから沢山の愛をもらい、気付きをもらい、何があってもこの子を護るんだという強さや勇気をもらい、今までに感じたことのない感情を与えてもらっています。

今回のお悩み:子どもを授かりたい気持ちがありますが、命ある存在を生み出すことに責任を感じてしまいます/初代バチェロレッテ・福田萌子の選ぶ女の頭のナカ

不安は悪いことだけではないと思うのです。

子どもを授かってもいいのかと考える相談者さんはとても責任感が強く人に対して誠実で、また、自分ともしっかりと向き合っている素敵な方だと感じました。だから、きっと、大丈夫です。

大丈夫か大丈夫じゃないかは日々変わるので、一日や一週間、一年で換算せず、ざっくりと大きな視野で捉えてみてほしいです。

自分で振り返った時にわかるものもきっとあるはずなので、その瞬間は不安や悩み、迷い、幸せや喜びを存分に感じて過ごしてみても良いのかなと思います。

そして、ひとつだけ。

人生が素晴らしいか素晴らしくないかとジャッジをせずに、今ある命と環境に感謝をし人生を生きてほしいな。

だって、人生が在ること、それ自体がとても美しいことだから。

相談者さんがいまそこに生きていて、この悩みを感じていること自体が美しいことです。

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