断られるのが辛い
先日、SNSを通じてこんなお悩みが届きました。
「私は夫からの誘いにはほとんど嫌な顔をせずに応じていますが、私から夫を誘うと断られることが多いです。理由は疲れや体調不良です。そんなに断られるなら私から誘うものかと思ってしまう自分もいます。そうやって意地をはるのはよくないとは分かっていますが、行為中に明らかに乗り気じゃない感じが伝わってきたこともあり、とても嫌な気分になりました。それでもレスになりたくないのでときどきは自分からも誘いたいです、どうしたら誘うことのハードルを下げられますか?」
パートナーをベッドに誘うことに抵抗を感じている女性は少なくありません。その理由のひとつが、断られることへの恐怖心。「断られる=拒絶される」ような気がして、ふたりの間にヒビが入る感覚になるのかもしれません。しかも、それが何度か続いてしまうと「どうせまた断られる」「女としての自信をなくしてしまいそう」と感じてしまい、自分から誘うことをあきらめてしまいます。
セックスはただ性欲を発散するだけでなく、相手との心の繋がりを感じたり、肌のぬくもりに安心したり、愛情を確認したりと、心で求める部分も多いですよね。だからこそ、受け入れてもらえなかったときのダメージが大きいのだと思います。
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コミュニケーションをとることが何よりも大事
お互いに傷つくことなく行為を続けていくためには、やはり言葉でコミュニケーションを取って理解し合うことが何よりも大事です。
言葉を使わずに「伝われ…伝われ…」と念じてもお互いの思いは通じませんし、誤解が生じて溝がより深くなることもあります。
食後にふたりでお酒でも飲みながら、またはデザートを食べたりおいしいお茶を飲んだりしながら、次のようなことを確認してみましょう。
- どんな風に誘われたら嬉しいか
- どんなタイミングだと応じるのが難しいか
- 応じられないときに、どう伝えたら傷つかないか
多くの人が「セックスはお互いに魅力を感じていれば“自然に”始まるもの」だと信じていますが、仕事に家事に趣味にと忙しい現代人が同じパートナーと行為を続けていくためには、細かいすりあわせが必要です。
「私は残業で疲れた日こそしたくなる」「夜は早めに寝たいから本当は朝の方がいい」「断ったときに機嫌が悪くなるのを見ると悲しい」「断るのは構わないけど、冷たく言われると傷つく」など、それぞれの秘めた気持ちを打ちあけていきましょう。
そうすれば、断られたとしても傷つかずに済みますし、断られにくいタイミングを知ることもできますよ。