体の相性が合わない彼と別れるべき?

セックスコラムニストという仕事上、プライベートでも友人たちから悩み相談を受けることがあるのですが、よくもらう相談のひとつがこれ。

「付き合ってる彼は、性格もいいし一緒にいて楽しい。でも正直、体の相性が合わないみたい。別れるべき?」

ベッド以外では「いい彼」なのに、ベッドでは物足りないというか、何かが違う。「痛い」とか「辛い」とかではないけれど、地味にモヤモヤを残しますよね。「こんなことで不満に思うなんて、私は性に執着しすぎ?性欲強すぎ?」と感じてしまう人もいるかもしれません。

でも、安心してください。ベッドでの相性を気にするのは変なことではありません。むしろ「性生活を大事にしたい」と思えることは、自分自身を大切にしている証拠です。

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「合わない」の中身は?

そもそも相性が「合わない」の中身は何なのでしょうか。一般的に「体の相性が合う/合わない」と言われるとき、サイズ、頻度、テクニック、満足するまでの時間の長さ、性癖、匂いなど、総合的な相性を指すことが多いように感じます。

はじめから「わたしたちの相性って最高!」と思えることもありますが、個人的な統計からいうとレアなケース。

大抵は何かしら合わない部分もあるものです。合わない部分を見つけ出しては、お互いの好みにすり合わせていくようにセックスを育てていく。こうすることで体の相性を合わせていくのが理想の関係ではないでしょうか。

合わないと感じたら、まずはその中身をはっきりさせてみる。それから話し合いです。ベッドでの話をすることは恥ずかしくて気まずいことですが、言葉でしか伝わらないから勇気を出すしかありません。

終わったあとのピロートークとして「実は思ってたことがあるんだけど」と打ち明けるか、お酒の入ったときに勢いで切り出してみるのもいいでしょう。

別れるかどうかの分岐点

体の相性のよくない相手との関係を続けていくべきかどうかの分岐点は「もっとこうしてほしい」と打ち明けたときの彼の態度。ちゃんと向き合ってくれる相手なら、ふたりのセックスを育てていくチャンスはまだまだあります。

しかし、耳を傾けてくれないのなら……。関係を考えなおしてもいいかもしれません。コミュニケーションのとれない相手に体を預けるのは危険なことですから。

体の相性は、恋愛や結婚生活の中では「おまけ」扱いをされがちです。「他が合うのならちょっとくらい我慢するべき」と思わされているような気もします。

しかし、性生活も人生をいろどる大切な要素のひとつ。パートナー選びをする上で重視してもいいんです。

ぜひ自分の心の声に耳を傾けてあげてくださいね。