ユカイな人生の作り方 vol.8
毎日頑張って生きていると、いろんな悩みにぶつかりますよね。ひとつの壁を取り除くとまた次のモヤモヤが出てきて…私たちの悩みが尽きることはありません。そんな悩める皆さんの心をふっと軽くしてくれる、ロックミュージシャン・ダイアモンド☆ユカイさんによる期間限定のarweb特別連載がスタート♡
ユカイさんのポジティブで優しい言葉が、モヤモヤした気持ちをふわっと軽くしてくれるはず。第8回目のテーマは「ファッション」。
ユカイな人生を歩みたい人たち、集まれ〜!

「Hello サムシング! なんとarwebで俺の連載がスタートしたよ! arを読んでいる方たちに、俺のやってきた成功や失敗のロックな経験が何かひとつユカイな人生を生きるヒントになってもらえたら嬉しいな」(ダイアモンド☆ユカイ)
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「今着ている服が、しっくりこないなと感じた時は…」
洋服ってテンションを上げてくれるものだけど、ある日急にいつもの服が似合わなくなったり、悩みの元になったりするよね。こういう服が着たいっていう気持ちと、その服が果たして自分に似合うかどうかっていうのは、自分だとなかなかわからないってことも多いしね。
俺はさ、中学生ぐらいからミック・ジャガーやロッド・スチュワートみたいに、ロックンローラーが着ている格好をしたいなってずっと憧れていたんだよ。原宿までわざわざ服を買いに行ったりしてさ。鏡を見て、「これで俺もミック・ジャガーだ!」みたいな気分になっていたもんだ。
実際は違うんだけどね(笑)。自分では似合っていると思っていたし、そういうファッションで歩いていることで気分が良かったんだよ。今思えば、自分が着たい服を着ることができたあの瞬間が、洋服を好きになったスタートだった気がする。
でも、俺たちのバンドが徐々に有名になっていって、憧れのロックンローラー本人たちに会う機会ができちゃって。会ってみたら、やっぱり自分の着こなしとは圧倒的に違うわけよ。
俺は身長が低いっていうコンプレックスがずっとあったから、余計に彼らはスタイルがよく見えるし、やっぱりオーラがある。何より、自信を持っている姿がカッコよくてさ。もちろん、当時はそれでも自分が彼らと同じ洋服が似合っていると思い込んでいたんだけど。
そんな俺が、デビューしてからはファッションの好みが変わったんだ。多分、今まで俺が選んできた派手なデザインは、周りから見ても似合わなかったからだと思うんだけど(笑)、当時のスタイリストさんがシンプルなジャケットを俺用に持ってきてくれてさ。
それを着てみたら、結構似合っているなぁって自分でも感じたのよ。今までは気づかなかったけど、こんなシンプルなものが似合うんだって知ってからは、ファッションの幅が広がったし、自分もシンプルな服を選んでどんどん追求していくようになったね。
洋服ってやっぱり、タイミングで着たいものや似合うものが変わったり、そのときはよくても数ヶ月後に着るとなんか落ち着かなかったりもするから、その時々で一番自分がいいなと思う格好をするのがいいんじゃないかなと思うんだよ。自分のサイズに合っていないとどんなにカッコ良い服でも似合わなかったりもするから、今の自分で全体のバランスをきれいに見せることを意識してコーデすることも大切だしね。
今はさ、身長とか体型だけじゃなくて、ブルベとかイエベ?なんていう、新しい悩みも色々あるみたいだけど、やっぱりさ、何を着るかの選択肢があること自体が、ありがたいことじゃない?だからやっぱり、気分やその状況に合わせた、好きな服を着たらいいと思うよ。
もし、年齢を重ねたり、環境が変わって、今着ている服がしっくりこないなと感じたら、これまで着てこなかった服にたくさんトライしてみてほしい。俺みたいに、他の人におすすめされた服を着てみるのも良いけど、一番大事なのは、自分が着たいと思った服を着ることだと思うね。
でもね、矛盾するようだけど結局、人がなんて言おうと似合っているかどうかなんて自分で判断していけばいい!まずは自分が着てテンションが上がるものを選ぶことが幸せだし、それが自分らしさに繋がっていくものなんじゃないかなと思うんだ。
年齢を重ねていっても、自分自身が一番喜ぶ服を選んでいたいよね。
Text: Natsumi Takahashi(Spacy72)