口でするのが苦痛……。我慢して続けるべき?

「彼のことは好きだけど、どうしても苦痛で……」実はオーラルセックスに苦手意識を持っている人は少なくありません。

セックスのたびに口でしてほしいと求められるけど、イヤでしかたない。匂いや味が気になる上にアゴも疲れる。何より“奉仕させられている”感覚がどうしても好きになれない。

こんなとき、あなたならどうしますか?我慢してやり続けますか?

イヤだと感じることは、やらなくていい

性に関する相談を2000件以上受けてきたセックスコラムニストとして言いたいのは「イヤだと感じることは、やらなくていい」ということ。

社会的にも文化的にも、男性の快楽のために自分を犠牲にするべきだと思われがちですが、そんな我慢の上に成り立つものが”いいセックス”なはずがありません。相手もそんなことは求めていないはずです。

とはいえ、期待にこたえたい気持ちもあって「一度我慢してやってあげたら、そのあとも毎回当然のように求められてしまった」という声も聞きます。

「みんな普通にやってることだし私もやるべき?」「したくないと言ったらガッカリされそう」と悩んだ結果、我慢しながら続けている人もきっと多いはず。

しかし、“NO”も伝え方次第。「口に入れるのが苦手だから、手でしてもいい?」などと提案型のお断りをすれば、セクシーな雰囲気を崩すことなく交渉できるんです。

自分の気持ちを伝えた上で他の選択肢を提示することで、拒絶された感じを与えることもありません。

また、「ちょっと頑張ればできるんだけど、気が重い」そんなグレーゾーンで悩んでいる人もきっといますよね。そんな人には、“自分が楽しめる”やり方を探すのがおすすめ。

たとえば、アイディフルトピアのようなフレーバーつきのジェルを使って味や匂いを変えてみたり、TENGAエッグのような男性用セルフプレジャーグッズを取り入れてみるのもひとつの方法です。

苦手なことは率直に言うのが一番

セックスは、どちらかが我慢して成立するものではありません。我慢を続けていればいつかは限界がやってきます。だから、苦手なことは率直に言うのが一番。

恥ずかしいし勇気もいるけれど、そういう会話がちゃんとできる関係って、セクシーだしヘルシーです。

口でしてあげることが苦手でも、パートナーに“してあげたい”気持ちがあるなら、その方法は何通りでもあります。「こうしなきゃいけない」と型にはまっているのは自分だけかもしれません。

「こうするべき」は捨ててもっと自由に楽しみましょう!