初代バチェロレッテ・福田萌子がみなさんのお悩みに答えます♡
恋愛リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』で、初代バチェロレッテに選ばれた福田萌子さん。配信が始まると、恋愛に対するマインドや男性たちへの心遣いが「素敵すぎる」と一躍話題に!
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世の女性たちの色とりどりな恋のお悩み、萌子さんが受け止めます♡
産休に入るけど…社会に置いていかれるのではないかという焦燥感があります
vol.117
お悩み
産休に入るけど…社会から置いていかれるのではないかという焦燥感を抱いています
産休にそろそろ入りますが、今まで仕事を忙しくしてきた分、自由な時間が多くなることに不安を感じます。活発的に動きたいけど、すぐに疲れてしまうのも悩みです。萌子さんは、出産2ヶ月前〜生まれるまではどのようなことをしていましたか?また、社会から置いていかれるのではないかという焦燥感を抱くことはありましたか?ご意見をいただけると嬉しいです。
「休むこと」は「止まること」ではない
産休に入る前の時期、楽しみな気持ちもありながら今までとは違う新しい環境に、不安を感じることは決して特別なことではないと思います。
むしろ、これまで真摯にお仕事に向き合ってこられたからこそ「休むこと」への戸惑いがありますよね。
相談者さんと同じ状況ではないので分かっているような事は言えませんが、不安や焦りは同じようにように私も持っていたので、共感する部分があります。
私のお仕事は少し特殊で、フリーランスのようなものなので『休む』ということは、今後の活動や経済的な保証がない状態を意味していました。
産休・育休という制度もないので、ペースや量は調整しましたが出産直前までお仕事を続け、出産後もすぐに現場復帰をしていたのが実際のところです。
不安の種類が少し違うかもしれませんが、特殊なお仕事だからこそ【社会から置いていかれる】事へ不安が強くありました。

あの時間を経て気づいたことがあります。
「休むこと」
それは「止まること」ではないということ。
妊娠後期の女性の身体は、お腹が大きくなっている変化しか目には見えませんが、計り知れないエネルギーを使い、身体の中は負担が大きく不調が続きます。大きくなった子宮の影響で、腸は背中のほうへ追いやられ動きが鈍くなります。それにより浮腫みやすくなったり便秘になったり。また、胃が圧迫されて食欲はあるのに食べられなくなる人もいます。胃だけではなく肺も圧迫される事により呼吸がしづらく浅い呼吸になり、不安や焦りを感じやすくもなります。
骨盤が開き、肋骨が開き、ただ横になっているだけでも疲れる日々がつづくかもしれません。
そんな不調があるのは、あたりまえです。
だって、身体の中で命を育み、すでに育児をしているのだから。
相談者さんはいま、止まることなく育児をしています。進化し続けているのです。
その進化をサポートするために身体を休めることが何よりも大切だと、私は思います。
社会から置いていかれるのではないかという焦燥感。それも、お仕事を大切にされてきた方ほど感じるのではないでしょうか。
でも、私はこう思っています。本当に置いていかれてしまうのは、自分の声を無視して、外のスピードに無理に合わせてしまった時ではないかなと。
焦る気持ちが湧いた時は、外にある時間軸から少し距離を置いてみるのも一つの方法です。
約束も、期限も、評価も必要ない。誰かに見せるものでもない。
ただ「自分がやってみたい」「これからの自分にきっと役立つ」と感じることを、気が向いたときに、気楽にしてみる。始めたからといってやりきらなくてもいいし、始めようと思っただけでもいい。
私自身はその時期に、自分の身体がどう変化していくのかを具体的に知りたくて、フェムテックマイスターや妊活マイスターの講義を受講しました。
といっても録画で学べる講義だったので、ベッドで横になりながら、疲れたら少しお昼寝を挟んで…頭がぼーっとして理解するのにも時間がかかったので、同じ章を何度も見返したりしながら、誰にも急かされない、自分だけのペースで知識を取り入れていました。
それが心を落ち着かせてくれたり、体の変化に対する不安を少し和らげてくれたりもしました。

相談者さんのリズムと感覚で、今という時間を大切にすること。
それがきっと、産後の相談者さん自身を支える大きな土台になります。
置いていかれるのではなく、距離を置くだけ。
社会も、お仕事も、相談者さんのリズムでまた歩み寄ればいいのです。焦らなくても大丈夫。
今のあなたは、もう十分に育児というこの世界において何よりも尊い【お仕事】をしています。
自分自身を信じて、大切に、ゆっくりと過ごしてくださいね。