金星・水星の逆行と冥王星の順行 10月は星のスクランブル交差点⁉︎
よく聞く“水星逆行”。そもそも何が起きてるの?
ささぬま:新月のお話に金星や冥王星が関わってきましたけど、そもそも「逆行する」「順行に戻る」って、どういうことなんですか?
ジョニー:逆行っていうのは、地球から見たときに、星が普段とは逆向きに進んでいるように見えること。地球や星がそれぞれの軌道を公転していると追い越したり、追い越されたりするなかで、位置関係としてそう見えている時期を逆行と呼びます。順行は通常に戻ったように見える状態。影響としては、逆行のときはその星がうまく機能してないってとらえてもらえるといいと思います。
ささぬま:なるほど。実際に逆に動いてるわけじゃなくて、そう見えるだけなんですね。
ジョニー:そう。今月は10月11日の新月の前に、10月3日から金星逆行が起こります。そして10月16日に冥王星が順行に戻って、10月24日には水星逆行も始まって、10月26日にはおうし座の満月。
ささぬま:すごい渋滞してますね!星のスクランブル交差点だ!
ジョニー:まさに(笑)。10月に起きる可能性がある話として、たとえば、お店で「フォークが来ない」とか「デザートがまだ」みたいな日常のズレが水星や金星なら、冥王星は「あの店に行かなかったら、今の自分はなかった」と後から思うような大きな流れ。
ささぬま:その冥王星の流れっていうので、予想外の出来事も「あれは必要だったんだ」と、あとから腑に落ちる感じですか?
ジョニー:「必要だった」というより、「あの店で食べた料理がきっかけで、今はフランスでシェフの修業をしている」みたいに、振り返ると「あれがなかったら違う人生だった」と思うような感じ。16日頃からは、「今までの常識に従わなきゃ」という気持ちよりも、今夢中になっていることに前向きになれそう。だから今回の金星や水星の逆行も、単なる混乱というより、16日頃から新しく動き始める時代に自分たちを合わせていく“調整期間”や“帳尻合わせ”として捉えてもらえたらいいんじゃないかな。
ささぬま:ある出会いや行動が、実はその後の人生を左右するほどの意味を持っていた、みたいなことが起きるかもしれないってことですね。
“水星逆行”は「待ってみると、向こうからやってくることも」
ジョニー:10月22日頃には、待ったり、いったん止まったりすることで、前からやりたかったことのきっかけが外から来る可能性もあります。会いたかった人に偶然会えたり、自分だけが好意を持っていると思ったら相手も同じ気持ちだったり。いつもとは違う経路で、人や物事に引き寄せられることがありそうです。そして24日から水星が逆行すると、予定を変更したり、保留したりすることも増えるかもしれません。
ささぬま:水星逆行の時期はいろいろと動きがあるんですね。
ジョニー:「もっと一緒にいたい!」と盛り上がっていたけど、「このくらいの距離が、私たちにはちょうどいいのかも」と思い始めたら、同棲や結婚を少し先に延ばそうか、という話も出てくる。何かが止まるというだけでなく、自分が「いったん止めて考えよう」という心理にもなるんだと思います。
ささぬま:生活や仕事の方針が変われば、決めていた予定にも変更が出ますもんね。
ジョニー:もちろん、すんなりとはいかないこともある。近づきたい気持ちと、距離があるほうがうまくいくとわかっている頭の間で、しばらく揺れるかもしれません。
秋の新作が気になるけれど、“衝動買い禁止”!?
ささぬま:逆行の時期に、ほかに気をつけたほうがいいことはありますか?
ジョニー:水星の逆行だけで見ると、判断や選択をミスする可能性もあるんです。服を買いに行っても、普段なら選ばないものを選んでしまったり。今回は金星も逆行していて、美意識もいつもと違う感じになりやすいので、衝動買いにはかなり気をつけたいですね。
ささぬま:秋の新作が欲しい時期なのに!「衝動買い禁止」か…。肝に命じます(笑)。
ジョニー:ただ、新月や冥王星も含めて大きな流れを見ると、普段と変わることを肯定できる面もあるんです。
ささぬま:パッと見は似合わないと思いつつ、どうしても欲しくて買った服が、長い目で見たら自分のスタイルになっていくとか…?
ジョニー:そう。新しい自分の見せ方になるかもしれませんよね。会話でも、いつもならしない伝え方をしたり、打ち合わせ中なのに違う話になったりすることがありそう。
ささぬま:そのズレた話が、あとで何かにつながる可能性があるってことですね。
ジョニー:目の前のズレとして見るか、もっと大きな変化に身を委ねてみるか。どちらに委ねるかは、自分が過ごしやすいほうでいいと思います。
10月26日 おうし座の満月
今までのタイプと違う人が、今の私には合うかも?
ジョニー:26日のおうし座の満月の物語は「クローバーが咲いてる芝地に足を踏み入れる」。この“芝地”は、もともと自分が持っている資質や、しっくりくる場所を表しています。そこへ足を踏み入れて、もっと深く知りたくなるイメージです。これまでは、世の中にあるジャンルやカテゴリーで自分を決めがちだったけど、「本当に好きなのはこれかも」「私が得意なのって、こういうことかも」と気づくことがありそう。満月の向かい側にはさそり座の太陽があるので、人との関係でそういうことが起こるかもしれません。
ささぬま:対人関係もだし、仕事や趣味、好みも含めて、いろいろな意味で?
ジョニー:そうです。好みのビジュの人に会って、眠っていたイケメン好きの血が騒ぐこともあるかもしれない。でも、「やっぱり昔からこれが好きだった」と確かめるだけじゃなくて、「私、こういう人が好きなのかも」と、好みそのものが変わっていくこともあると思います。
ささぬま:今までと違うタイプに出会ったら、それが“今の好み”かもしれないんですね。これまで思っていたタイプは、1回忘れてみてもいいのかも?
恋愛も仕事も、変わってきた自分で関わっていく
ささぬま:仕事でも、転職を考えている人が、まったく別の業種を見てみるようなことはありそうですか?
ジョニー:あると思います。ただ、たとえばAIの登場で仕事の状況が変わって、そうせざるを得なくなるパターンかもしれないけど、長い目で見たら「あのときAIが出てこなかったら、今の自分はなかった」となる可能性も。10月の流れは、単に「好みや判断がいつもと違う」というだけではなくて、時代とともに自分の心も新しくなっていくなかで、「この人をどう愛していこうかな」「前に決めたことをそのままやる気がしなくなったから、どう変えていこうかな」と考える感じになるんじゃないかな。
ささぬま:なんとなく感覚がつかめてきました。いろいろありそうだけど、楽しそうでもありますね。
ジョニー:個人的には楽しいだろうなと思っていますよ。
「出会いっぱなし、出かけっぱなし」で、視野を広げて♡
ささぬま:じゃあ、全然タイプじゃない人を紹介されても会ってみたり、あまり興味のなかった場所に誘われても行ってみたりするほうがいいんですか?
ジョニー:9月の終わりから、新しくなった自分を誰かに伝えたくなる流れでもあるので、もう出かけっぱなしでいきましょう。
ささぬま:10月のテーマ、決まりましたね。“出かけっぱなし、出会いっぱなし”。タイプじゃないイケメンに出会えるチャンスもあるかもしれないし、アクティブかつ、ポジティブに!
ジョニー:いいテーマじゃないですか。物理的にも動くなかで、今までの枠に当てはまらない気持ちが芽生えたり、誰かとの関係で眠っていた資質が刺激されたりすると思います。でも、だからといって「明日から仕事を辞めます」とはできない。この時期に誰かと再会して心が動いても、すぐにそちらへ行けるとは限らない。今の生活や関係と十分に向き合う必要はあるけれど、自分の本質があらわになる貴重な機会でもあるんです。
ささぬま:すごくリアル。今すぐ全部を変えられなくても、「今の私はこれが好きなんだな」という気持ちは、心にあっていい。どうしていくかは、理性で考えられる。気持ちが変わると「私、どうしちゃったんだろう」と不安になるけれど、こういう流れのなかにいるんだと知っておけば、少し落ち着いて受け止められそうです。
【まとめ】気持ちが変わっても、すぐに答えを出さなくていい♡
新しいものに惹かれたり、いつもの選び方に迷ったり。10月はその揺れの中で、今の自分の「好き」が見えてくるかも。人や場所に触れながら、気づいた気持ちをどう生活につなげていくか、ゆっくり考えてみて♡次回の月読みもお楽しみに!
Illustration:えるたま