ダメ元メッセージでもタイミング次第で返事がくるかも…!?
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おまけコラム 疑問形で送れ!を信じるな!
メールや会話のテクニックとして「疑問形で終わらせろ」ということが語られていますが、このテクニックは半分は正しく、半分は間違っていると言わざるを得ません。
確かに疑問形でメッセージを送るというのは、会話が広げやすいのでメリットになることもあるでしょう。
しかし、重要なのは「質問」ではなく、「会話を広げやすい」というところにあるのです。
つまり、疑問形でメッセージを送ったとして、それに対する相手の回答から話を広げられないのであれば、疑問形でメッセージを送ることには何も意味が御座いません。
今回の男性は、全体的に「疑問形で送る」というルールのようなものを厳守しておりましたが、それに対しての相手の返信を広げようと一切していないのです。
それでは会話は質問→回答という繰り返しで終わってしまい、長く会話を続けるということが出来ません。
重要なのは会話を続ける、ということ。
具体的に考えてみましょう。
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男性「出身はどちらですか?」
女性「埼玉です」
男性「好きな食べ物は?」
女性「そばです」
男性「最近の趣味は?」
女性「自転車です」
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今回の男性のLINEは形式としてまさにこのような形になっておりました。このような会話の場合、
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男性「出身はどちらですか?」
女性「新潟です」
ここで会話が切れる
男性「好きな食べ物は?」
女性「そばです」
ここで会話が切れる
男性「最近の趣味は?」
女性「自転車です」
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というように3つの極めて短い会話の集合体になってしまってるのです。ですので質問をするのであれば、
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男性「出身はどちらですか?」
女性「新潟です」
↓この返事を意識して会話を続ける
〇相手の回答から、予想を立てて質問する場合(無難)
男性「じゃあ大学出るときにこっちに来たの?」
〇相手の回答をより深いものにする場合(無難)
男性「新潟のどのへん?」
〇相手の回答に合わせた会話を展開する場合(比較的無難)
男性「あ、俺も」
男性「冬とかやばそうだね」
男性「雪で電車止まると「東京ってザコ」って思ってる?(ややツッコミ寄り)
〇相手の回答に突っ込む場合(効果的ですが危険な手段)
男性「めっちゃ田舎じゃん」
〇相手の回答にボケで対応する場合(効果的ですが危険な手段。特にメッセージだとさじ加減が難しい)
男性「どうりで都会の香りがすると思ったわ」
〇相手とまだ打ち解けておらず、相手から会話を引き出すのが難しい場合は、相手の返事に合わせてこちらが話す(できれば使いたくない)
男性「俺は鹿児島だから雪に憧れるわ。高校の頃、初めて2cmくらい積もってめっちゃ楽しかった。」
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などのように相手の返事に対応した返事を送り、会話を膨らませることが重要です。
それが出来ないのであれば、会話において疑問形のメッセージを送る意味はないと言っても過言ではないでしょう。
TEXT/上野
都内のラブホテルに勤務するかたわら、Twitterでの厳しくも紳士的なアドバイスが話題に。原案を務めるマンガ『ラブホの上野さん』の実写ドラマがフジテレビ系で放送中。著書『ラブホの上野さんの恋愛相談2』も好評発売中。