おタク男子が世のおフェロ女子に物申す!
読者の乙女なお悩みに、バンドマンでおタク男子の彼が思いもよらない変化球で答えます。
恋も仕事もおしゃれも夢も。人生に迷ったらあの人に相談してみよう!
答えてくれるのは、ロックバンド・オワリカラのタカハシヒョウリさん。
↑ミュージシャン時のタカハシさん
↑特撮おタク時のタカハシさん
☆これまでの処方箋一覧はコチラ!
今回は合コン現場からリアルなお悩みが届きました。
究極の2択…
飲み会で超タイプの男性Aと知り合ったのですが、特にそこからお誘いがあるわけでもなく、自分から連絡をとるか悩んでいたところ、タイプではないが絶対なしというわけではない男性Bからご飯のお誘いがきました。AとBは友達なので、私がBとご飯に行けばAと進展する可能性はなくなりますよね? どうすべきか、迷ってます。(匿名さん・23歳)
「数学か! え、これBとご飯に行ったらAの可能性はなくなるの? ご飯に行くだけでしょ?」
―2人は友達だから、きっと情報共有しますよね。誰とでも行くのかよ?的なことで評価が下がるかもしれません。
「あぁ~…え? これ、普通に自分からAに連絡をとるっていうのは?」
―いや、いいですけどそれができたら苦労しませんよ!(笑) Aに連絡をとってダメで、そのあとBとご飯に行ったら、AとBで絶対共有するでしょうから、両方ダメになる可能性があります。
「あ~、だったらまだAに連絡する前にBとご飯行ってた方がマシってことか。最良の選択肢は…って、数学か!」
―ハハハ。実際、男の人って情報交換するんですか?
「それは人によると思うよ。でも、同じ飲み会に出てたなら話の流れで共有する人はいそうだね」
―重要なのは、Bさんも別にナシではないんですって。もしAがいなかったら全然いってたくらいの。
「なるほど、ハイリスクハイリターンか、ローリスクローリターンか(笑)。難しいな、読者のみんなも一緒に考えてみてください」
―でも、それこそ数学的に考えたら、一番損しないのは素直にBとご飯に行くことですよね。
「そうだね。Aは不確定要素だからね。現状絶対に脈アリで色々と成功する可能性が高いのはBっていうのは間違いないですし」
―ご飯に行ってみたらBもすごいイイ男かもしれないですし。
「たしかに。Bからの誘いを、実際遊んでみたら気が合うかもわからないAのために断るっていうのは、客観的に考えると変だな。Bがご飯に行った話をAにするっていうのも憶測だし、それを聞いたところでAからの評価が下がるとも限らないね。となると、まずBとご飯に行かない選択肢はないってことが導かれるな!」
―そうですね。
「で、Bとご飯に行ってからAに連絡をとるのはアリじゃない?」
―あ~、それか、Bさんとご飯食べながらAさんの話するのが一番いいんじゃないですか? “Aさんと仲いいんでしょ~、どんな人なの?”みたいな感じで聞くとか。
「でも、それやったらBの可能性は減る!」
―そうなんですか?
「明らかにAさんのこと探ってる感じの聞き方だったら、”うわ~俺、完全に噛ませ犬じゃん”って気づくと思う。一番切ないやつ、噛ませ。噛ませだったのかァ~!!って気づく瞬間が男にとって一番ショックなやつ。大槻ケンヂさんが昔書いてました、バンドマンに他のバンドの話するのはNGって…関係ないか(笑)」
―(笑)。
「とりあえず、Bに誘われたから今ご飯に行くっていう事実は、のちのちになってもマイナスにならないじゃん? それでBがすごいイイ男だったらますますラッキーだし、ちょっとB微妙だなと思って改めてAに連絡取るのだってそこまでリスクないから、とりあえず初手はBとご飯に行く、で間違いなさそうだね。今Aに連絡とっちゃうと、Bの可能性もなくなるかもしれないリスクがある」
―そうか!
「とりあえず初手はB!」
―そうですね。それでBさんが超イイ男であることを祈りましょう。