「たとえば、音楽の内容について喋ってはいけない(笑)。”あそこのギターいいよね”とか、言わない！」
―え～！
「”ワタシ、音楽わかってます”みたいな感じを出さない。褒めるなら” なんかすごい良い！”でOK。そして極めつけは、彼氏以外のバンドの話をしない」
―うわぁ…。
「一般の人からしたら、テレビに出てるあの曲いいよね！って単純にただの感想じゃないですか。でも、ギラつくバンドマンにとってはライバルなわけですよ。どんなに知名度とかに差があろうとも、ライバル！」
―それって、たとえばスピッツも!?
「たとえスピッツであったとしても、商売敵というか…、同じ業界の人だから、バンドマンはそういう話をされていい気はしないっていうオーケン理論。そもそもバンドの話ばっかしてる人は、”個人を好き”なんじゃなくて、とにかく何でも”バンドが好き”なだけって感じしない？」
―なるほど～。それ、タカハシさんも言われたら嫌ですか？
「冷静になって考えてみたけど、さすがにスピッツは大丈夫だな(笑)。バンドマンにも、手を出しやすいバンドマンと、そういうのはNGっていうバンドマンの二種類がいるから、それぞれ攻略法も違うだろうし、そのへん見極めつつバンドマンに”この子ならいいな”と思われて彼女になる…っていうことも不可能じゃないとは思う。でもさ、そこまでしてバンドマンにこだわって近づく意味、あるかな？
―この質問者さんはバンド好きだということですけど、そういう方に限らず一般女子の好奇心として、人生一度はバンドマンと付き合ってみたいっていう気持ちはあるんじゃないですか？
「そんなインド旅行みたいな感じでバンドマンを扱われても…。まぁ、いい意味でも、主に悪い意味でも、普通ではないとは思うから、そういうのが好きって人もいるよね。でも、バンドマンの中には突き抜けたクズも多いから、生半可な気持ちでお金とか奪われないようにだけは気をつけてね！」
・プロ彼女はやっぱり理想。
・彼女になりたいなら、彼の音楽に口を出すのは厳禁。
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NEWS!
タカハシさんのバンド=オワリカラは今年で結成10周年！
ベストアルバム発売中!!
オワリカラ10周年記念ベストアルバム
「OWARIKARA BEST OF CULT 2010-2018 〜オワリカラの世界〜」
そして３年ぶりのオリジナル・アルバム
『
発売中!!
タカハシヒョウリ
Twitter: @TakahashiHyouri
【ミュージシャン】
ロックバンド”オワリカラ”と特撮バンド”科楽特奏隊”のギター/ヴォーカル、ソロの音楽活動など。
【イラストレーター】
グロカワキャラ”小腸はみ出し夫”の生みの親など。
【執筆家】
いくつかのWEBサイトで連載など。
【ハイブリッドおタク】
バンドのフロントマンの固定概念を覆すガッチガチな情報量と批評眼/語り口、そしてポンコツさ。
愛するのはゴジラ/ウルトラマンを始めとする＜特撮＞全般、映画、アニメ、マンガ、お笑い、ゲーム、蕎麦など。
特技は＜才能の無駄遣い＞
座右の銘は＜世界の創作物に愛を＞
