おタク男子が世のおフェロ女子に物申す!
読者の乙女なお悩みに、バンドマンでおタク男子の彼が思いもよらない変化球で答えます。
恋も仕事もおしゃれも夢も。人生に迷ったらあの人に相談してみよう!
答えてくれるのは、ロックバンド・オワリカラのタカハシヒョウリさん。
↑ミュージシャン時のタカハシさん
↑特撮おタク時のタカハシさん
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今週は、繊細女子からのこんなお悩み。
同棲も結婚も無理じゃ!
同棲を始めて2か月ですが本当に自分は同棲に向いていないと思います! ちょっとした物音や彼のクセにイライラして、もう逃げ出したいです。これって一生結婚できないということでしょうか。(おーみさん・31歳)
「これは恐らく、自分だけが他人のクセが気になったり、一人になりたくてイライラしてるんだと思っちゃうかもしれないけど、わりと誰でもそうだと思いますよ。僕もそうです」
―なるほど。おーみさんも別に、同棲に向いてない訳ではないと。
「というか、別に常に一緒に住まなきゃいけないわけじゃないからね。イライラする相手だけど頑張って同棲して、片時も離れないようにしなきゃいけないってわけじゃないから」
―それはそうですけど…
「同棲・結婚することとイライラすることを天秤にかけて、イライラするほうが本当に辛いんだったら、同棲も結婚しないほうが絶対いいから。それでもやっぱり一緒に住みたいって思うなら、同棲が向いてる・向いてないという考え方じゃなくて、対処の仕方を考えるべきだと思うんだよね。どうしたらイライラしないか」
―なるほど。そうですね。たとえば具体的に、物音系のイライラだとしてみましょう。食器をガンッて置くとか、扉をバーン!!って閉めるとか。
「まずは現実的に、インフラから整えたほうがいいよね」
―インフラ…?
「たとえば自分は物音が気になる方だなとか、自分のことは自分が絶対分かってるはずなんだよ。なのに家を選ぶ時に、物を買う時に、なぜか希望的観測を持っちゃう。”この彼となら気にならないかもしれない、大丈夫かもしれない…”って。でも絶対そんなことないから! 想定したリスクは、いつか襲いかかってくるものです! そこは同棲であろうとも、冷静になって対処しないと」
―たしかに。同棲だからこそ冷静になるべきですね。
「だから逆にとことん現実的に、すごい吸音性の高い素材の机を選ぶとかどう? ドンッと置かれても全然音がしないやつを選ぶ! NASAとかが開発したスゴイ素材のやつないのかな。そういうとこから固めてくっていう。扉とかもものすごい吸音のスポンジとかつけて」
―ハイテク!
「すぐにできるモノの面から解消していく。人間のクセって、言って改善してもらえることもあるけど、やっぱなかなかすぐには直らないから、モノからでもやれることはやる! 最新技術を使ってイライラをつぶしていく。人類の進歩ってそういうことでしょ?」
―ハハハ!! 新しいですね。あと、タオルを洗う・洗わないとかで揉めるっていうのも聞きますね。
「そしたら、雑菌が繁殖しない最新繊維のタオルとかもいいんじゃない?」
―次々と(笑)。あとよく聞く話だと、仕事で疲れて帰ってきて「やっと一人になれる~」と思ったのに「うわっもう帰ってきた!!」みたいなこととか、あるみたいです。
「それは喫茶店に行って!(笑) 一人の時間を作るためにある場所なんだから。活用していこう」
―そうですね(笑)。要は同棲を始めた時点で、家が自分だけのものじゃなくなるわけですからね。
「世の中には人と暮らしてても全然ストレスにならない人もいるみたいだけど、おーみさんや僕はそうじゃない。じゃあ同棲や結婚が向いてない!お先真っ暗!って考えるよりは、そういうインフラ面を整える努力をするほうが、精神的に健全だと思いますよ」
・誰しもイライラするので、同棲が向いていないということではない。
・最新素材を駆使して家庭のインフラを整え、イライラをなくす努力を。
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NEWS!
タカハシさんのバンド=オワリカラは今年で結成10周年!
ベストアルバム発売中!!
オワリカラ10周年記念ベストアルバム
「OWARIKARA BEST OF CULT 2010-2018 〜オワリカラの世界〜」
そして3年ぶりのオリジナル・アルバム
『
4/17リリース!!
タカハシヒョウリ
Twitter: @TakahashiHyouri
【ミュージシャン】
ロックバンド”オワリカラ”と特撮バンド”科楽特奏隊”のギター/ヴォーカル、ソロの音楽活動など。
【イラストレーター】
グロカワキャラ”小腸はみ出し夫”の生みの親など。
【執筆家】
いくつかのWEBサイトで連載など。
【ハイブリッドおタク】
バンドのフロントマンの固定概念を覆すガッチガチな情報量と批評眼/語り口、そしてポンコツさ。
愛するのはゴジラ/ウルトラマンを始めとする<特撮>全般、映画、アニメ、マンガ、お笑い、ゲーム、蕎麦など。
特技は<才能の無駄遣い>
座右の銘は<世界の創作物に愛を>