「でも僕も”こういうことが仕事になるんだ!”って分かったの、30歳くらいの頃ですよ。いろいろ歩みが遅すぎるんですけど(笑)」
―さっきおっしゃった強みに気づいたのも、そのくらいの時期ですか?
「色々やってきた中でぼんやりと”そういえばあれとあれが面白かったのは…”って振り返ってわかってきた部分が大きいかな。だからやっていかないとわからないんだよね。頭の中だけで思ってるものはだいたい外れてて、やってきた過程とか結果を見てわかることのほうが多い」
―なるほど。こういう話でつきものなのって、好きなことを仕事にするか否かっていうところだと思うんです。好きで得意なことで生きてるタカハシさんから見て、そのあたりはどうですか?
「こないだ、すごくいい話を聞いたんですよ。お世話になってる編集の人が言ってたんだけど、”その業界で10年間やったら、自分が望む形ではないとしても必ず食べていける”って。すごいその通りだなと思ったんだよね」
ーへぇ…!
「僕もやっぱり、自分はポーンと100万枚売れて食べていくと思ってた。というか、ほとんどみんなそう思って始めるわけです。でもそうはなれてない。そうじゃなくて、他にも音楽もよくわかんないこともいっぱいやって生きてるんだけど(笑)、でも結果的に10年やったら、そこで生まれた繋がりやファンのおかげで、自分が思ってたものとは違うかもしれないけど、自分の世界の中でやってこれた。これは自分が特別だからとか決してじゃなくて、誰でもそうだと思う」
―なるほど…! やめないことが大事ってことですか?
「そうだし、逆に言うとその世界の中でいろんなことをやってみるのも大事ってことだよね」
―なるほど。本当にやりたいことがある人は、バイトと掛け持ちとかしながらでも…
「10年くらいはやってみたらいいと思う。それでだめなら、運が悪かったか、視野が狭かったか、本当にダメだったか。今、世の中的に10年のブランクがどのくらいやばいのかよくわからないから無責任だけど(笑)。
でも、何でもありの時代だと思うんだよ。博打みたいなところあって、とんでもないことが突然お金になったりするからね。やり方次第でいくらでもチャンスはあると思いますよ」
・強み=自分の理想像 でOK。
・子どもの頃に得意だったことは一生武器になる。
・同じ世界で10年続ければ、どんな形であれ食べていける!
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NEWS!
タカハシさんのバンド=オワリカラは今年で結成10周年!
ベストアルバム発売中!!
オワリカラ10周年記念ベストアルバム
「OWARIKARA BEST OF CULT 2010-2018 〜オワリカラの世界〜」
そして3年ぶりのオリジナル・アルバム
『
4/17リリース!!
タカハシヒョウリ
Twitter: @TakahashiHyouri
【ミュージシャン】
ロックバンド”オワリカラ”と特撮バンド”科楽特奏隊”のギター/ヴォーカル、ソロの音楽活動など。
【イラストレーター】
グロカワキャラ”小腸はみ出し夫”の生みの親など。
【執筆家】
いくつかのWEBサイトで連載など。
【ハイブリッドおタク】
バンドのフロントマンの固定概念を覆すガッチガチな情報量と批評眼/語り口、そしてポンコツさ。
愛するのはゴジラ/ウルトラマンを始めとする<特撮>全般、映画、アニメ、マンガ、お笑い、ゲーム、蕎麦など。
特技は<才能の無駄遣い>
座右の銘は<世界の創作物に愛を>