「でも女性だって、モテたい理由で塗ってるわけじゃないんでしょ?」
―う~ん…。でもほら、女性の手が好きだっていう男性は多いじゃないですか。それで加点を狙う女子はいるかも。
「あぁ、マニキュアはさておき、手が好きな男はたしかにすごいいる。と思うけど、ネイルのカラーリングについてまで評価を求められると困っちゃうというか…」
―なるほど。清潔で手入れされていれば、マニキュアが何色であろうとOKということですね。
「そうだね。お手入れされている時点で好感度は高い。けど、そっから上は全部一緒! たとえばギターがあって、1万円のギターと20万円のギターの音が違うのは分かるかもしれないけど、じゃあ20万円と40万円のギターの違いが分かるかって言ったら、興味ない人からしたらあんまり分からないよね? それに近い。そこは自己満足の世界に片足を突っ込んでるんですよ、なら好きなギターを使っているのが一番伝わる」
ーほ、ほう。
「強いて言うなら、赤とかピンクのシンプルで鮮やか色は褒めやすいかもしれない。それは単純に男の理解力で、褒め方に困らないってだけで。赤かったら”赤くてイイね!”って言えばいいからさ、さまぁ~ず三村の法則だよ」
―(笑)。
「だからいっそ、男の目なんて気にせずにネイルを楽しんでもらったほうが絶対いいんです。だってネイルから得られる好感度って言ってもさ…爪でモテることはないでしょ(笑)。ちゃんと手入れされてるっていう意味ではもちろんプラスになると思うけど、“え!? 今流行りのグレーネイル!? 大好き!”みたいな人は絶対いないから(笑)」」