おタク男子が世のおフェロ女子に物申す!
読者の乙女なお悩みに、バンドマンでおタク男子の彼が思いもよらない変化球で答えます。
恋も仕事もおしゃれも夢も。人生に迷ったらあの人に相談してみよう!
答えてくれるのは、ロックバンド・オワリカラのタカハシヒョウリさん。
↑ミュージシャン時のタカハシさん
↑特撮おタク時のタカハシさん
☆これまでの処方箋一覧はコチラ!
今回は、カップル仲を邪魔(?)されてしまうお悩み。
ビシッと言ってやりたい。
私の彼を狙っている女性がいます。会社の同僚みたいです。デート中に彼に電話がかかってきたりするので、正直いい加減にしてほしいです。ビシッとひとこと言って諦めさせたいんですが、何と言ったらやめてくれると思いますか?(まりあさん・30歳)
「なるほど。僕はこの感覚、ちょっとわかんないな。ビシッと言う意味、ある?」
ーえ? だってビシッと言わないと、もしかしたらこの女性に彼をとられちゃうかもしれないですし…。
「不安ってことか。でも僕の考え方だと、基本的に自分がコントロールできることって自分のことだけだから、他人のことはコントロールできないし、自分の範疇でしか物事って動かせない」
ーはい。
「この質問の場合、狙ってる女性と彼の関係っていうのはまりあさんからしたら自分の外だよね。その人にやめて!と言っても、コントロールできないことだからあんまり意味がないと思うんだよ」
ーそんなァ…。ではまりあさんは我慢するしかないですか?
「自分の世界の中でできることもあると思う。たとえば仮に自分の身にこういうことが起こったとして考えてみると、自分に恋人がいて、近寄ってくる第三者がいたとしたら、僕はけっこう仲良くなると思うな」
―えぇ…怖い…!
「…だって同じものが好きになったってことは、感性が似てる場合があるじゃん!」
―怖い(笑)。でもたしかにそれをされたら、怖いから近寄るのやめるかもしれません。
「けっこう仲良くなれると思うんだよね。それに恋人が魅力的だから付き合ってるわけでしょ、そりゃ他に魅力に気づいて近寄る人もいるよね。だからまりあさんも、彼のこと狙ってるこの女性に電話して、彼のどこが好きなのかを聞いて盛り上がるっていうのはどう?」
―うわぁ…!(悲鳴)。”だよね! 私もそういうとこが好き!”みたいな?
「”わかる~!”みたいな(笑)。そんなこと言ってくる人が相手だったらもう、この女性も諦めるかもしれないな(笑)」
―はい。怖くて絶対やめると思います。
「よし。じゃあこれで行こう(笑)。彼氏のいいところトークで盛り上がる!」
―すごい。これをやったらもう、まりあさんの勝ちですね! 合理的だし、やったらかなりの確率でうまくいくような気がしますね。